昨年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。本当に面白かった。マイナーな時代である日本中世史にスポットを当て、多くの日本人が知らない鎌倉幕府の源氏将軍時代以降を描いた秀作であった。 ドラマの進行に合わせ、昨年は鎌倉幕府関連・・・
140字「超」の経営学(アーカイブ)(2 / 51ページ目)
『これからの経営者の条件(HBR 2022年11月号)』を読んで
友人のすすめで早速読んでみました。 読後の感想…一言で申し上げれば、非常におもしろかったです! p.42 共同CEO体制を成功させる方法p.50 経営者にふさわしくない人材の見極め方 は、特に刺激を受けた論文ですね。おも・・・
『恐れのない組織』で提唱される「失敗の3形態」
安倍首相銃撃・暗殺という衝撃的なニュースから10日あまりが経過した。 犯人は現行犯逮捕されたものの、その後、世論・マスコミ・警察では、各々 「真の犯人探し」 にやっきになっている感がある。 「SPは責務を果たしたのか?」・・・
『問いの作法』と『問いのデザイン』はコミュニケーションの原則論のテキストとしても価値あり
最近あまりビジネス書を読まなくなってしまったが、 『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』 と 『問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション』 の2冊は、大いに感銘を受けた良書であった。この2冊は、それ・・・
ロシア文学に初挑戦
3〜4月はシェイクスピアをはじめとするイギリス文学を乱読(シェイクスピア『ハムレット』「リア王』『マクベス』『オセロウ』『ロミオとジュリエット』『ジュリアス・シーザー』『ヴェニスの商人』/バイロン『カイン』/ワイルド『サ・・・
庵野秀明のシン・シリーズの製品・市場マトリックス(成長ベクトル)分析
庵野秀明の「シン」シリーズを、アンゾフの製品・市場マトリックス(成長ベクトル)を使って、比較し、次回作『シン仮面ライダー』の方向性について予想してみたいと思います。 まず、マトリックスの縦軸と横軸ですが ● 縦軸:「市場・・・
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?〜経営における「アート」と「サイエンス」〜』(山口周著 光文社)はなぜおもしろいのか?
我が国のビジネス・スクールでは一貫して、論理的に物事を考えることが優先され、多くのビジネス・パーソンは、ロジカル・シンキング(論理的思考)を学ぶことを推奨されてきました。ビジネス・スクールのみならず、企業研修でも、戦略論・・・
侵略行為を生まないためになすべきこと
NHK-BSで放送中の4K版『ウルトラセブン』がいよいよ来週最終回をむかえる。サブタイトルは「史上最大の侵略(後編)」。 奇しくも、誠に遺憾ながら、世界中で「侵略」という言葉が至るところで使われている時期である。 思えば・・・
『鎌倉殿の13人』で学ぶイノベーション・ジレンマ
『鎌倉殿の13人』…2週間ほど見ていなかったので、録画で視聴。 ようやくおもしろくなってきましたね。 しかし、八重姫…けっこう出番ありますね。ここまで八重姫に出番をもたせた治承・寿永の乱…すなわち、源平合戦・・・
渋沢栄一の一年を振り返る
私のような埼玉っ子は、子供の頃から、渋沢栄一の伝記には多少なりとも触れる機会があります。道徳の時間にも読まされた記憶があります。 ところが、4年前に千種さん主催の「経営・ビジネス名著を読む会」で取り上げられたとき、なんと・・・