今回も前回同様、これまでご紹介してきた4作品の中でも特に印象的なフレーズについて、見ていきましょう。 (3) 『誰がために鐘は鳴る』(For Whom the Bell Tolls) ① “The world is a ・・・
140字「超」の経営学(アーカイブ)
ヘミングウェイ文学の全体像(付録①)
それでは、付録として、ここで取り上げた4つの作品における印象的なフレーズをまとめてみました。平易な英語で書かてれている原著にチャレンジしたくなるような、素敵なフレーズが多数含まれていることがわかります。 今回はこちらの2・・・
ヘミングウェイ文学の全体像⑤
さて、いよいよ、本稿も本編の最終回です。 9.ヘミングウェイ作品への主要な批評と現代文学への影響========================== (1) ヘミングウェイ文学全体への批評 ヘミングウェイの文学は、その簡・・・
ヘミングウェイ文学の全体像④
今回は、これまで紹介してきた4つの作品についての比較から入り、彼がノーベル文学賞を取った経緯や背景についても見てみましょう。 7.作品間の比較分析========== (1) 反戦思想の表現 ヘミングウェイの作品は、一貫・・・
ヘミングウェイ文学の全体像③
前回の続きです。ヘミングウェイの主要作品について個別に見ていきましょう。 5. 『誰がために鐘は鳴る』の詳細================= (1) 作品概要 『誰がために鐘は鳴る』は、1940年に出版されたヘミングウ・・・
ヘミングウェイ文学の全体像②
前回の続きです。今回から2回に分けて、彼の主要作品について個別に見ていきます。 3.『陽はまた昇る』の詳細============== (1) 作品概要 『陽はまた昇る』は、ヘミングウェイの初の長編小説であり、1926年・・・
ヘミングウェイ文学の全体像①
ヘミングウェイ文学の全体像 2023年12月5日 今月中旬にクライアント企業の社員の皆様と読書会を開催します。今回の課題図書はヘミングウェイの『老人と海』です。というわけで、ちょっとヘミングウェイ文学について勉強してみま・・・
「選書のジレンマ」をどう考えるか
「本を選ぶ」作業は、未知の油田を探し当てる冒険とも言え、選択には深いジレンマが伴うことがある。本が本当に良書か否かは読んでみないとわからない。まさに油田探索がそうであるように、本選びにも同様の問題がつきまとう。 しかし、・・・
『読書について』(ショーペンハウアー)の概要と要約・感想
では、続いて、本日の課題図書『読書について』の紹介と、その要約と感想についてまとめておきたいと思います。 本書は、ショーペンハウアーの主著にして大著である『意志と表象としての世界』のオマケとして書かれた『余録と補遺』に収・・・
ショーペンハウアーについての基礎知識
本日の読書会(れっきとしたお仕事です! ある企業のご依頼で本日はファシリテータを努めさせていただきます)にあたり、ショーペンハウアーについてまとめてみた。 ニーチェの師匠…として認識してから、私は興味が出たなあ。主著『意・・・