「本を選ぶ」作業は、未知の油田を探し当てる冒険とも言え、選択には深いジレンマが伴うことがある。本が本当に良書か否かは読んでみないとわからない。まさに油田探索がそうであるように、本選びにも同様の問題がつきまとう。 しかし、・・・
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『読書について』(ショーペンハウアー)の概要と要約・感想
では、続いて、本日の課題図書『読書について』の紹介と、その要約と感想についてまとめておきたいと思います。 本書は、ショーペンハウアーの主著にして大著である『意志と表象としての世界』のオマケとして書かれた『余録と補遺』に収・・・
ショーペンハウアーについての基礎知識
本日の読書会(れっきとしたお仕事です! ある企業のご依頼で本日はファシリテータを努めさせていただきます)にあたり、ショーペンハウアーについてまとめてみた。 ニーチェの師匠…として認識してから、私は興味が出たなあ。主著『意・・・
『恐れのない組織』で提唱される「失敗の3形態」
安倍首相銃撃・暗殺という衝撃的なニュースから10日あまりが経過した。 犯人は現行犯逮捕されたものの、その後、世論・マスコミ・警察では、各々 「真の犯人探し」 にやっきになっている感がある。 「SPは責務を果たしたのか?」・・・
『問いの作法』と『問いのデザイン』はコミュニケーションの原則論のテキストとしても価値あり
最近あまりビジネス書を読まなくなってしまったが、 『問いかけの作法 チームの魅力と才能を引き出す技術』 と 『問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション』 の2冊は、大いに感銘を受けた良書であった。この2冊は、それ・・・
ロシア文学に初挑戦
3〜4月はシェイクスピアをはじめとするイギリス文学を乱読(シェイクスピア『ハムレット』「リア王』『マクベス』『オセロウ』『ロミオとジュリエット』『ジュリアス・シーザー』『ヴェニスの商人』/バイロン『カイン』/ワイルド『サ・・・
庵野秀明のシン・シリーズの製品・市場マトリックス(成長ベクトル)分析
庵野秀明の「シン」シリーズを、アンゾフの製品・市場マトリックス(成長ベクトル)を使って、比較し、次回作『シン仮面ライダー』の方向性について予想してみたいと思います。 まず、マトリックスの縦軸と横軸ですが ● 縦軸:「市場・・・
『鎌倉殿の13人』で学ぶイノベーション・ジレンマ
『鎌倉殿の13人』…2週間ほど見ていなかったので、録画で視聴。 ようやくおもしろくなってきましたね。 しかし、八重姫…けっこう出番ありますね。ここまで八重姫に出番をもたせた治承・寿永の乱…すなわち、源平合戦・・・
渋沢栄一の一年を振り返る
私のような埼玉っ子は、子供の頃から、渋沢栄一の伝記には多少なりとも触れる機会があります。道徳の時間にも読まされた記憶があります。 ところが、4年前に千種さん主催の「経営・ビジネス名著を読む会」で取り上げられたとき、なんと・・・
幸福学&幸福論をテーマにサロンを開催
皆さん、こんにちは。今回はズバリ、「幸福」をテーマにサロンを開催いたしました。 前回開催したときには、どちらかというと、アラン、ヒルティ、ラッセルの『幸福論』、あるいは、前野幸福学についての話題が中心でしたが、今回はガラ・・・