昨夜よりFacebookをスタートした当日に宿泊していた水戸のホテルに滞在中。
おっかなびっくり登録した自分を思い出しています。

まもなく登録後2ヶ月になろうとしているFacebookについて、出勤前に備忘録がわりにメモしておきます。

Facebookが他のSNSその他のIT上のネットワークとは大きく違うのは、なんといっても「実名性」。また、そこから派生するいくつかの優れた特異性(効果)を持っています。

1.相互安全保障効果
実名ですから、あまり、いい加減なことは書けません。また、発言の99%は前向きで、相手のことを想った、心のこもった言葉になります。もし、いい加減なことを書いたり、失礼なことを書いたりすれば、登録している「友達」全員を一瞬のうちに失うことにもなりかねません。

その点は、慎重さが必要ですが、とにかく、「紳士・淑女」の集まりであることが、Facebookの特徴です。

会社法的に申し上げれば、取締役の相互監視義務のようなものが自然とメンバー間に発生しているのです。お互いにお互いを「この人は間違いないよ」と保障しあっている感じです。

今、気づいたのですが、株式の相互持ち合いに近い概念…と申し上げたほうがわかりやすいです。
でなければ、『三国志演義』、赤壁の戦いにおける「連環の計」のイメージです。

2.即時反射効果
これは先日も書いたFacebookの大きな特長です。自らの考え・アイディア・意見・感想に対し、すぐに「いいね!」という「承認」や「評価」が付き、せっかちな人間ほど、この即時反射効果の恩恵を強く受けるのではないかと感じます。

「いいね!」だけではなく、コメントが短時間で寄せられるのも大きい。孤独感を感じることなく、どこにいても、会社のサロンや休憩室、アイランド型に配置されたデスクで仕事をしているのと、ほぼ同じ環境が常備されているのです。これらの環境よりも、さらに迅速かもしれまっせん。「即時反射」と呼ぶ所以はここにあります。

人類が火星や木星に進出する時代になれば、光速の壁が邪魔をし、即時反射効果は失われるかもしれません。木星からFacebookに発言しても、数時間は誰も「いいね!」とは言ってくれないからです笑 ただし、これは遠い将来のお話。今のところ関係ありません。

3.自己動機づけ効果
多くの方から「承認」され、多くの方に励まされる…Facebookに加入してよかったと感じる方は多いと思います。
日本中のマネジャーが、やっきになって

「部下をほめなきゃ」
「部下を認めなきゃ」

と思っても、恥ずかしかったり、忙しかったり、感情が邪魔したり、で、それらができないでいると思うのですが、ご安心を。
皆さんの代わりに、Facebookが部下をほめてくれます。ということは、極端に言えば、

「Facebookをやっている部下は少し放っておいても問題ない」

ということになります。
ホメるのが下手なマネジャーの皆さんは、部下に

「Facebookやったらどうだ」

といえば、そのマネジャーは「楽」ができるかもしれません(以上、まだ、仮説)。

部下が自然と動機づけられるしくみ(自己動機づけ効果)をザッカーバーグ氏が用意してくれたことになります。
言い方を変えれば、Facebookは、マネジメント代行業としての機能を持っているということになります。
創業者たちはこういう効果をもともと想定したのだろうか?? インタビューしてみたくなりますね。

<時間切れ。次回に続く>