昨年11月より、標題にあるアプリケーション「Microsoft Office for Mac2011」を使用しているのですが、一向に上達しません。

Windows用のOfficeを長らく使ってきた私ですが、Office2000、2003については、全く問題なく使えます。
Excelでも、Wordでも、PowerPointでも、大抵のことはわかります。
特に、Wordについては、その使い方について、多くの人にいろいろ情報提供してまいりました。
「スタイル機能」を用いた「完全階層構造別文書」の使い方や、具体的なテンプレート・ファイルは、多くの方にお送りして参りました。

これらの古いタイプのOfficeの場合、たとえ、忘れたことがあっても、調べる手段を知っているので、大きな問題にはなりません。
当該ソフトで「できないこと」も概ね理解しているので、無駄な検索に時間を費やすこともありません。

ところが、リボン機能が加わり、インターフェイスががらりと変わり、ファイルの拡張子が変更されたOffice2007は、ずっと敬遠してきました。
ものをかく人間にとって、ワープロのソフトがかわるということは、大問題。

「できれば避けて通りたい」

以来、弊社では2000をずっと使い続けてまいりました。もっとも、Windows7はOffice2000をサポートしていないので、そろそろ限界かもしれません。

Macを使うようになり、Microsoft Office for Mac2011を購入。
私にとっては、初のリボン形式。

ずいぶん戸惑いました…、いや、今も大いに戸惑っています。
インターフェイスが全然違う…

それでも、半年使い続けて、なんとか、最低限のことはできるようになったのですが、ちょっとマイナーな使い方をしようとすると、途端に迷宮に…

縦横無尽に、自分の手足のようにWordを使っていた半年以前の状態から比べると、大きな苦労です。
この苦労は、もちろん、Macのせいではなく、Officeの変更によるところが大きいのです。

ネットで引いたり、人に聞いたり…と対応はその時の状況によりけりですが、いつのまにか、我が家の書棚には、3冊の教本が揃いました。

つまり、最初に買った1冊目では、どうも事足りず、2冊目・3冊目を購入してしまったのです。

① 『ひと目でわかるMicrosoft Office for Mac 2011』(柳沢香著 日経BP社)
② 『Office 2011 for Mac パーフェクトガイド』(小山著 ASCII)
③ 『Office for Mac 2011 マスターブック』(東 弘子著 毎日コミュニケーションズ)

以上の3冊です。

総じて、3者に大きな違いはなく、個人的に読みやすかったのは①②、頁が多く項目量が多いのは③です。
いずれも決定打を欠き、私のニーズに答えてくれるような、

「かゆいところに手が届く」

というレベルではありませんでした。
今後購入される方は、3冊全部を購入する必要はないでしょう。

3冊とも索引が弱いのが惜しい。
この手の教本や指南書は、索引からの逆引きをすることが多いので、まずは、索引量の多さで、

「差別化」

をはかり、顧客の注目を集め、競争優位を確立すればよいのになあ…と感じます。

私が書籍を選ぶときの重要な基準の1つが、

「索引」

なのですが、今回は、この点でも満足できませんでした。
書籍の電子化が進めば、索引そのものの存在意義は小さくなりますが、今のところは譲れない条件です。

仕事での使用頻度の高いWordとPowerPointについては、いずれ家庭教師を募集しようと画策中です。