震災から20日間。
被災された皆様には改めてお見舞い申し上げます。また、犠牲になられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

私たち経営教育総研のクライアント企業の皆様は、福島や茨城に拠点を持っている会社が多く、お電話申し上げるたびに、いまだ被災状況の全貌が把握しきれていないと伺い、心を痛めております。まずは、福島第一原発の事態収拾を願うばかりです。

最近、弊社では業務システム上、1つ大きな進歩がありました。
Google Appsの導入です。
Google Appsとは、Googleが提供しているアプリケーションのパッケージの名称です。コミュニケーションやコラボレーションのために利用できる各種ツールがセットで提供されています。
Google Appsには、コミュニケーション・ツールとして「Gmail」「Google トーク」「Google カレンダー」が、コラボレーションのためのアプリケーションとして「Google ドキュメント」「スタート ページ」「Google Page Creator」などが、すべて含まれています。
ドメインとユーザー・アカウント情報を管理できるコントロール パネルや、拡張APIなども同梱されています。サービスの保守自体はGoogleによって行われています。

Google Appsにおける個々のアプリケーションは、それぞれ単体で無償提供されていますが、Google Appsのパッケージでは、複数ユーザーの管理や既存システムとの統合などが可能となっているという利点があります。

弊社ではじめに導入したのは、「Google カレンダー」。今まで使っていたグループウェアよりも格段に使い勝手がよく、特に、個人的にGoogle カレンダーを使っていた私にとっては、カレンダー自身の一元化が叶い、本当に重宝しています。

① 私のプライベートなカレンダー
② 家族のカレンダー
③ 私個人の仕事のカレンダー

と、通常は3つのカレンダーを閲覧可能にしていますが、当然、これ以外にも、法人研修や講演の予定のカレンダー、中小企業診断士講座のカレンダー、各種会議室のカレンダー等を自由に閲覧、記入・変更できるようになりました。

次いで、導入したのが、「GMail」です。もちろん、これも個人としてはずいぶん前から利用していましたし、会社のメールもそこで読むことができたのですが、個人と会社のメールがついついごっちゃになり(特に送信時。社内メールに対し、デフォルト設定の個人アドレスで送信することが多かったのです)、なんとかしたいと思っていました。
数日前から、社内メールが「GMail」となり、正式にIMAP対応しました。
個人Mailと完全に分け、Safariで見るときには、個人のGMail、Google Chromeで見るときは、会社のGMailと完全に区別することができるようになりました。
ただし、古い大量の社内メールの移管にはずいぶん時間がかかりました(数GB)。私の場合、3日間。設定してくれた弊社総務担当社員も、やはり3日はかかったと申していました。その間、メールが不安定で、たいへん不便でしたが、どうにか、今朝から使える状態になったようです。

社用Thinkpad、自宅書斎iMac、携帯用MacBookAir、同iPad、携帯電話であるiPhone間で、個人メールと社内メールが完全に独立し、かつ、同期してくれる環境になったことはたいへんな進歩です。