アドラーは、対人関係の軸に「競争」がある限り、人は対人関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れられないと考えました。

劣等コンプレックスや優越コンプレックスにあるとき、人は、他者全般のことを、ひいては世界のことを「敵」とみなすようになります。

他者の幸福を「自分の負け」だと捉えるから、祝福できなくなるわけですね。
「人の不幸は蜜の味」という諺を思い出してしまう考え方です。