みなさん、こんにちは。

最近、世界の右傾化について考える機会が増えてきました。トランプ政権の復活、ヨーロッパでの保守・極右政党の台頭、グローバルサウスにおける権威主義的リーダーの支持拡大など、リベラルな価値観が広がる一方で、それに対する反発も強まり、むしろ右派の影響力が増しているように感じます。これが一時的な現象なのか、それとも社会の構造的な変化なのか、一度整理して議論したいと思っています。

また、斎藤幸平の『人新世の「資本論」』にある「脱成長」や「ポスト資本主義」という考え方についても改めて考え直したいと感じています。気候変動や経済格差の課題に対して、資本主義の枠を超えた視点が必要だという主張には一定の説得力があります。しかし、資本主義を完全に捨て去ることが本当に可能なのかを考えると、現実の社会との折り合いをどうつけるべきかという疑問が生まれます。かつて全共闘世代が資本主義を打倒しようとしたものの、結局はその枠組みに適応していったように、現代のリベラルな若者たちもまた、やがて現実路線にシフトしていくのではないでしょうか。

さらに、「未来の世代のために今を犠牲にすべき」という考え方の持続可能性についても議論したいと思います。我々は18世紀や19世紀の人々を現代の倫理基準で裁くことはしませんし、当時の人々もまた、その時代の中で最善を尽くしていたはずです。同じように、現代を生きる私たちもまた、未来のためにどこまで負担を負うべきなのか、それとも持続可能な範囲で折り合いをつけるべきなのかを考える必要があるのではないでしょうか。

こうしたテーマについて、ざっくばらんに意見交換ができればと思っています。日程や開催方法(対面・オンライン)は、参加希望者と相談しながら決めたいと考えています。興味のある方は、ぜひご連絡ください!