皆さん、こんにちは。
今回はズバリ、「幸福」をテーマにサロンを開催いたしました。

前回開催したときには、どちらかというと、アラン、ヒルティ、ラッセルの『幸福論』、あるいは、前野幸福学についての話題が中心でしたが、今回はガラリと話題が変わりました。メンバーが変わると同じテーマでも全然、雑談の内容は変わってきてしまいますね。

今回は、応募者が多く、定員をやや超える人数での雑談会になりましたが、皆さん積極的に意見を述べてくださり、非常にエキサイティングな時間となりました。

最初のテーマは、幸福は「絶対的なものか、相対的なものか」「主観的なものか、客観的なものか」といった”幸福の分類”についての議論でした。1つに意見に流されることなく、反対意見も適度に登場! このテーマでの議論は思ったよりも長い時間に及びました。

途中、「幸福かどうかは死ぬときに決まる。だから、死に方が重要である」という意見が飛び出し、そこからは”死生観”の話になりました。尊厳死の是非についても議論が及びました。尊厳死の話が飛び出したのは、雑談サロン・ワイガヤサロンを通じて、初めてではないかと思います(これはこれで、今後、テーマとして考えてみたいと思います)。

今回は、募集時の議題案にあげていた前野先生の幸福学について精通している方も多く(実際に前野先生の実験似被験者として参加した方もいらっしゃいました)、「感謝(ありがとう)」や「友人の多様性」の重要性も話題になりました。これについては反対意見は少なく、参加者共通の価値観だったようです。
特に「ゆるくて多様」な交友関係が幸福の条件となっているという情報は、参加者の多くが納得している幸福の条件だったようです。
「ゆるくて多様」は、イノベーションの条件にもなっているという意見が出ると、そこから「幸福とイノベーション自体に共通点がある」という仮説まで飛び出しました。

今回の特長は、参加者の方々が、本当に「多様」であった点です。みなさんいろいろなバックグラウンド(お仕事、プレイベート、現在、過去…)をお持ちでした。それゆえ、本当にさまざまな観点から「幸福」について語ってくださいました。

今回は、21:00終了の予定が、結局21:20を回ってしまうほどの激論! 残ってくださった方との延長戦も、ほぼ、脱線することなく、「幸福」をテーマでの議論が続き、10:30まで楽しい時間が続きました。

このテーマはまだまだ話題が尽きないようです。次回また同一テーマで開催したいと思います。