ひょんなことから、再びアドラー心理学について再勉強しています。
ノートのつもりで、彼の心理学のポイントをまとめながら、関連書籍を読み進めています。
一昨年でしたかね。ブームになった『嫌われる勇気』は続編『幸せになる勇気』も売上は上々のようですね。
香里奈さん主演のテレビドラマは、内容的にはちょっと「??」な部分もありますが、とにかく、「アドラー」の知名度が更に上るきっかけづくりにはなっているのでしょうね。
さて、第1回目は、まず、アドラーの人生を振り返るところからスタートしたいと思います。
ポイントは、第一次世界大戦への医師としての参加と、精神分析の始祖・フロイトとの決別だと思います。
アルフレッド・アドラーは、オーストリアの精神科医で、アドラー心理学(個人心理学)の創始者です。
フロイトやユングと並ぶ「心理学者の3大巨頭」と称されながら、日本ではその存在があまり知られていませんでした。
アドラーの生涯を略年表化すると以下のようになります。
1870年 ウィーン(オーストリア)の郊外で、ユダヤ人の両親の間に生まれる
1888年 ウィーン大学医学部に進学
1895年 同大学を卒業
1897年 ロシア系ユダヤ人、ライザ・エプシュテインと結婚
1898年 初の著書『仕立て職人のための健康手帳』を刊行
1902年 ジークムント・フロイトと出会う
1910年 ウィーン精神分析学会会長に就任
1911年 学説上の対立により、フロイトと決別
1912年 自由精神分析学会(翌年、個人心理学会に改称)を設立
1916年 第1次世界大戦に軍医として従軍
1927年 活動の拠点を米国に移す
1932年 ロングアイランド医科大学の教授に就任
1937年 講演先のスコットランドで心臓発作により死去、67歳
フロイトとは途中で決別しているんですね。