さて、言語創世の夢。
今回は、否定文・疑問文のあり方についていろいろ夢想してみました。

これは英語以外の印欧語では珍しいですよね。大学の時、ドイツ語を習ってそう思いました。
ドイツ語では、たとえば。疑問文を作るときは、動詞のタイプにかかわらず、主語と述語をひっくり返して作ります。

これが、英語だと、Be動詞の場合こそ、主語と述語をひっくり返して作りますが、一般動詞(haveやlive)の場合、意味のない助動詞「do」が突然現れてびびるわけです。

ところで、疑問文を作るとき、主語と述語をひっくり返すというのは、欧米特有の文化だと思いますが、必然性はないと思います。

文頭に、たとえば「quest」といった疑問を表す副詞を置いて、疑問を表すほうが簡単ではないかと(「quest」の現在の英語での意味は「探求」ですが、今回は「question」の派生語として私が作った造語です)。

あ、英語における特殊疑問文(How~で始まる疑問文)も似たような感覚ですよね。5W1Hが文頭に来ることで。聴き手は「あ、疑問文だな。しかもYESかNOで答えないやつだ」とすぐわかりますよね。これを一般疑問文(Do you live~?みたいな疑問文)にも応用します。

普通文:I live in Urawa.

これを疑問文にしますと

一般疑問文:Quest you live in Urawa? (あなたは浦和に住んでいますか?)
特殊疑問文 Where you live in? あるいは Quest where you live in?(あなたはどこに住んでいますか?)

こんな感じです。
英語の疑問文に必須の助動詞「do」はなく、語順変化もありません。動詞の活用もない。

ついでに否定文。比定を示す副詞「not」を文頭に持ってきて、はっきりと意思表示しちゃいましょう。英語は、主語・述語動詞・目的語という合理的な語順(重要な要素ほど前)に特徴がありますが、比定を表す「not」は動詞の後ろにちょこんとあって、初心者や非ネイティブが聞き逃すという大きな問題をはらんでいます。
ここにメスを入れます。

普通文:I live in Urawa.

これを否定文にしますと

否定文:Not I live in Urawa.

疑問文の場合は、否定疑問文になりますが、

疑問文:Quest not I live in Urawa? 

ですかね。「quest」と「not」はどちらが前であるほうが合理的でしょうか。聴き手に「質問するぞ」ということを伝えるので晴れば、やはり「quest」が先でしょうね。

いかがですか?
こうやって、みんなで知恵を絞って、「わかりやすい言語」を地球全体の公用語として作り上げておけば、いつ、宇宙から異星人がやってきても、簡単に地球の言葉を学んでいただけますよ。

ああ。
いいなあ。
こんな言語のある星に生まれたかった_| ̄|○

<次回に続く>