3.IоTとビッグデータ
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(1) IоT(モノのインターネット)
IоTについては、「モノのインターネット」として、これまた、マスコミでも毎日のように記事を見つけることができるようになりました。
IoTとは、いろいろな「モノ(物)」がインターネットに接続されることによって、情報交換が可能になり、お互いにお互いを制御していくしくみのことです。
ただ、ネットにつながっていればよいわけではありません。
IoTについては、「モノのインターネット」として、これまた、マスコミでも毎日のように記事を見つけることができるようになりました。
IoTとは、いろいろな「モノ(物)」がインターネットに接続されることによって、情報交換が可能になり、お互いにお互いを制御していくしくみのことです。
ただ、ネットにつながっていればよいわけではありません。
インターネットにつながるモノの数
たとえば、『平成28年度版 通信情報白書』(総務省)によれば、インターネットにつながるモノの数は順調に伸び続けていくと予想されています。
モノのインターネットには、センサーがつきものですが、センサー価格がぐっと下がれば、さらに加速度的に数は増えるのではないかと思います。
(2) 三種の神器
さきほど、「IоTとは、いろいろな「モノ(物)」がインターネットに接続されることによって、情報交換が可能になり、お互いにお互いを制御していくしくみのことです」と申し上げました。
IоTによる相互制御を実現するためには、AIとビッグデータが不可欠です。
AIはIоTに命令を出す一方、IоTの備えるセンサーを耳目のように使い、情報を集めます。両者は相互補完の関係にあります。
IоTから発信される情報が大量に集積され、ビッグデータになります。ビッグデータの情報に基づき、IоTはどう動くべきか、AIを通じて司令を受けます。AIを介しての関係ではありますが、IоTとビッグデータも相互補完の関係にあります。
AIはビッグデータを頼りに判断し、また、AIが判断した情報もビッグデータに送られ、情報が更新されます。両者は相互補完の関係にあります。
このように3者は3つで1つ、セットで扱うべき概念です。
これら「三種の神器」を私たちが利用できるようになった背景には、インターネットの普及とパソコンの高性能化があります。
(3) ビッグデータ
ビッグデータについても確認しておきましょう。
ビッグデータとは、収集・取捨選択・管理等において、許容される時間内にデータを処理するために一般的に使用されるソフトウェアツールの能力を超えたサイズのデータの集まりのことです。
要するに、パソコンでちゃっちゃっと分析できるようなデータよりはるかに大きなデータの集まりです。
特徴としては次の3つをあげることができます。
① 多様性(多種多様な情報の集まりであること)
② 大量性(一般的に使用されるソフトウェアツールの能力を超えたサイズのデータの集まりであること)
③ 動性(つねに書き換えられている動的な情報であること、つまり、静的なストックとしての情報ではないこと)