次世代SNSの方向性、いろいろな方と話すのですが、なかなか大きなブレイクスルーが実現する見込みが見えてきません。

で。
昨日風呂に入りながら、ふと思ったのが、

「ゲノム・ネットワーク・サービス(GNS)」

という発想。

まあ、私が思いつくくらいだからとっくに研究されているとは思うのですが、要するに、遺伝子情報をアップしあうことを前提としたSNSです。

これによって、

「お! 俺のひいばあちゃんとお前のひいじいちゃん、実は従兄弟だったんだな」

という、これまでは見えかった血縁関係が明らかになり、利用者同士、相互の親近感が増すというサービスになるのではないかと。

Facebookを始めた頃、ある友達と、これまでお互いに気づかなかった共通の友達がいることがわかり、急速に親近感が増した経験のある方も多いと思います。
それと同じ経験を、今度は、血縁関係において、遺伝子レベルにおいて、感じあうことができるのではないかという予想です。

「遺伝子情報!? そんなプライベートな情報、公開できるか!」

とおっしゃる方も多いとは思いますが、ほんの数年前、多くの方は、プライベート情報を公開し合う仕組みが世界的に認知されるとは思っていなかったわけですから、GNS普及の可能性もゼロとはいえないでしょう。

それに、SNSでも公開範囲は細かく設定できます(【例】学歴は公開するが、住所は非公開 等)から、GNSでも同じようにできるはずです(【例】血縁関係特定に関する遺伝子情報は公開するが、既往歴に関する遺伝子情報は非公開 等)。

少子高齢化で、親戚の少ない時代。
血縁関係の「見える化」は、けっこう意味があるのではないかと思います。

そうはいっても…

「俺、お前のいとこの甥だったんだよ。なので、悪いけど、保証人になってくれる?」

というのは、困りますけどねえ。