この秋お披露目する新しい事業戦略策定研修の土台として、『ストーリーとしての競争戦略』を採用することを決定。
生きているうちにこの本に出会えてよかった…と思える一冊です。
天才っているんだなあ…と思いました。
一種自己完結しているから、『ビジョナリー・カンパニー』のように続編を期待するのは無理。これですべて…という内容です。
私は、ある本の内容をまるごと理解というよりも吸収したいと思う時、自力でその「要約」を作成し(数ページから数十ページ)、何度も書いて、かつ、口に出して覚えていきます。
といっても、年から年中そんなことをする余裕はありませんので、「これは頭に入れたい」「自分のものにしたい」
という内容の本と出会えた時だ、これをするようにしているわけです。
だいたい年間1冊ペースではないかと思います。
概ねこの10年で、自分のために「要約」した主な書籍は下記の通り(順不同)。
他にもあったと思うのですが、思い出せないということは使っていないということなので、要約はしてみたものの意味がなかったということでしょう。忘却上等!ということですね。
① 『標準 特許法』(高林龍著 有斐閣』
② 『会社法 (法律学講座双書) 第十版』(神田秀樹著 弘文堂)
③ 『マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則』(P・F. ドラッカー著 上田惇生訳 ダイヤモンド社)
④ 『コトラーの戦略的マーケティング―いかに市場を創造し、攻略し、支配するか』(フィリップ コトラー著 木村達也訳 ダイヤモンド社))
⑤ 『マーケティング原理 第9版―基礎理論から実践戦略まで』(P.コトラー、G.アームストロング ダイヤモンド社/ピアソン・エデュケーション)
⑥ 『日本の競争戦略』(マイケル・E. ポーター、竹内 弘高著 ダイヤモンド社)
⑦ 『ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉』(リンダ・グラットン著 池村千秋訳 プレジデント社)
すべて仕事をする際の、基礎資料として、常時フル活用させていただいています。
で、一昨日から昨日にかけて作成したのが、
⑧『ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) 』(楠木 建著 東洋経済新報社)
ううむ、何度読んでみても、「百年に一度の名著」ですね。大げさじゃあないと思いますよ