いつでも、そして、どこででも経営学を!」をモットーにスタートした「日本一短い経営学」。5回シリーズでお届けする「MDL(多次元的能力開発;Multi Dimension Learning)。本日はその2回目「ホワイトカフェ方式」をお届けします。

近年、参加型研修のグループ討議でしばしば採用される技法のひとつに、「ワールド・カフェ方式」があります。これは、机一杯に模造紙を広げ、議論の参加者が気付いたことを­自由に書き込みながらディスカッションを進めるというものです。しかし、書き損じた際にやり直しがきかない模造紙への記入に対する抵抗感から、議論が殆ど進まず模造紙も白­紙で終わるというケースも少なくありません。

弊社では、この「ワールド・カフェ方式」の課題を解決し、効果的な議論を実現するために、模造紙の代わりに携帯型ホワイトボードを使った「ホワイト・カフェ方式」を研修技­法として採用致します。

具体的には、受講者各自にA4版程度の「携帯用ホワイトボード」を配布し、講師の指導に基づき、研修テーマに関するキーワードや図解、アイディアや感想を、各自が自由に書­き留めながら研修を進めます。ホワイトボードは、紙と異なり記入・消去が自由に行えるため、受講者各自が臆せず情報を出し合う研修空間が創出され、例えば口頭で行われるグ­ループ発表よりも、研修の単位時間当たりの情報創出率・伝達率が飛躍的に向上し、効果的な情報交換が可能となります。

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