およそ1年前。
まだFacebookに加入する以前の話ですが、こんなブログを書いていたのですね。

http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?s=MacBook+AirはiPhoneを駆逐する

今のところ、私の未来予測は完全にハズレ!笑
全く違う競争(Googleのアンドロイド陣営との競争)が激化していますが、iPhoneはますますもってファンが増えているようですね。

いやあ、予想って本当に難しいですね。

 

 

仕事の電子化・MacBook AirはiPhoneを駆逐する①

MacBookAirを使うようになってから、ビジネス生活にいろいろな変化があります。
仕事とプライベートとの間が、よりシームレス化し、どこででも仕事ができるようになったことが最大の変化ですが、近頃、もう1つ大きな変化があることに気づきました。

それは…

「iPhoneを使う頻度が激減したこと」

なのです。ちょっと意外に感じる方が多いでしょうか。

一般に、MacBook Airに限らず、MacとiPhoneは相性が良く(同じアップル社製)、相互補完の関係にあると認識されています。

MacBookとiPadの組み合わせ、あるいは、iPadとiPhoneの組み合わせについては、機能の重複を指摘する声はかなり耳にします。MacBook AirがあればiPadはいらないでしょうし、iPhoneがあればiPadは持ち歩かなくても済むことが多いということでしょう。この点は私も同感です。

しかし、今日、私が申し上げたいのは、MacBook AirとiPhoneとのバッティング問題です。この問題を主張している方は、世の中にまだあまりいないと思います。

MacBook AirとiPhone。最強の組み合わせだと思われていますが、実際に併用してみるとわかりますが、かなり機能面でバッティングします。

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮(ご意見・ご感想・ご用命はtakenaga@eiseikanri.bizへ)

<次回に続く>

仕事の電子化・MacBook AirはiPhoneを駆逐する②

たとえば、電車の中で、メールをチェックしたい場合を想定してみましょう。
先日まで、私のかばんの中には、ThinkPadとiPhoneが入っていました。

「あ、そうだ。メールをチェックしなきゃ」

と思った場合、当然、iPhoneを取り出します。メールを確認し、返事が必要であれば、そのまま、返事を書き、送信。作業は終了です。
iPhoneを選ぶのは当たり前です。ThinkPadをかばんから取り出し、立ち上げている間に、一連の作業が終わってしまうからです。ThinkPadに限らず、従来のハードディスク内蔵型パソコンの立ち上がりには時間がかかります。サスペンドからの復帰であれば、もう少し早いかもしれませんが、この方法だと、電力の消耗が気になります。iPhoneでの確認・返信という方法がベストな選択であることに、疑いの余地はありません。

しかし、現在、私のかばんには、MacBook AirとiPhoneが入っています(MacBookの通信用に、EmobileのポケットWi-Fiも入っています)。
先程と同様に、移動中に、

「あ、そうだ。メールをチェックしなきゃ」

と思ったとしましょう。
私はどういう行動に出るでしょうか。

この場合、もちろん、iPhoneを選んでもいいのですが、返信文として、ある程度の長文を打つことがわかっていれば、MacBook Airのほうが速いのではないか…という代替案が浮上します。
かばんからMacBook Airを取り出して、ポケットWi-Fiのスイッチを入れ、ネットに接続(ここまでの所要時間はおよそ10秒です)。MacBook Airの蓋をあけて、メールをチェック。未読の受信メールを確認し、返信すべき文章を打ち込み、送信!
蓋を閉じて、ポケットWi-Fiを切り、かばんにしまって、作業終了。…と、こんな具合になります。
ちらっとメールを確認するだけであれば、iPhoneのほうが速いでしょうが、MacBook Airを選んだほうが処理が速いという場面も増えてきます。

インターネットで何らかの情報を閲覧・確認しなければならない場合など、接続までの所要時間がほとんど変わらないとすると(実際、iPhoneで5秒、MacBook Airで15秒といった僅差ですから)、画面が大きく、文字の打ち込みもしやすいMacのほうにプライオリティを感じます。

誰かに電話をかけながら、ネットで地図を見たり、相手が送ってくれたファイルを見たり…という場合になれば、当然、地図やファイルはMacBookで閲覧することになります。この場合、もちろん、iPhoneも使ってはいるのですが、ただの電話機としての使用になります。もし、MacBook Airがなければ、

「一旦電話を切ります。地図(またはファイル)を確認して、もう一度お電話いたします」

と、iPhoneを使ってやりとりしているはずです(ヘッドセットを使うという手もありますが、ここでは省略します)。

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮(ご意見・ご感想・ご用命はtakenaga@eiseikanri.bizへ)

<次回に続く>

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Air、iPhone、MacBook Air、MacBook AirはiPhoneを駆逐する、仕事の電子化
2010年11月24日

仕事の電子化・MacBook AirはiPhoneを駆逐する③

このように、MacBook Airがあると、iPhoneのスマートフォンとしてのさまざまな高機能が非常に中途半端に思えてきます。
MacBook Airが手元にある場合、それ以外にほしい情報機器は、

「電話(電話機)」

だけなのです。まさか、移動中に、MacBook Airを開き、インターネット電話サービスであるSkypeを使って話すわけにもいきません。電話機だけはどうしても必要なのです。しかし、それ以外のほとんどの機能、すなわち、ネット検索も、メール受送信も、ファイルの閲覧・確認も、すべてMacBook Airにお任せでよいのです。

「その場合、MacBook Airと組み合わせるべきベストな電話機とは何ですか」

と尋ねられれば、私はこう答えます。

「高齢者用のらくらくホンのような電話機でしょうね」

らくらくホンは、NTTドコモの携帯電話端末製品のブランド名ですから、より一般的な言い方をすれば、

「携帯電話初心者および50代以上の高齢者層をターゲットとする携帯電話端末(高齢者向け携帯電話)」

がベストだということになります。意外に思われる方も多いかもしれませんが、これからはズバリ、

「MacBook Air + 高齢者向け携帯電話」

の組み合わせがベストの選択です。

高齢者向け携帯電話は、シンプルで使いやすく、それでも、ちゃんと携帯メール機能はついていますから、いざとなれば(MacBook Airが使えない状況など)、メールのやり取りは「らくらく」できます。ご存知のとおり、日本には、PCメールと携帯メールという2つのメール文化があります。パソコンであるMacBook Airは携帯メールを送受信できませんから、この点でも、携帯電話を持たないというわけにはいきません。

MacBook Airと高齢者向け携帯電話は、驚くほど、その機能が重複しません。きれいに相互補完し合う関係になっており、かっちりと役割分担させることができます。

ネットで何かを調べるとき ⇒ MacBook Air で対応
長文を打つとき ⇒  MacBook Air で対応
PCメールをやりとりするとき ⇒ MacBook Air で対応
ファイルを開くとき ⇒ MacBook Air で対応
電話をかけるとき ⇒ 高齢者向け携帯電話で対応
携帯メールでやりとりするとき ⇒ 高齢者向け携帯電話で対応
電話をかけながら、画面を見たいとき ⇒ MacBook Airと高齢者向け携帯電話の併用で対応

このように、どんな局面を想定しても、両者があればこと足りますし、出番が重複することもありません。最強の組み合わせであることがわかります。

やはり、

「MacBook Air と高齢者向け携帯電話 の組み合わせが天下をとる」

という予想が成立します。

MacBook Airをはじめとする薄型・軽量で立ち上がりの速いパソコンが世の中に出まわりつつある現在、iPhoneをはじめとするスマートフォンの普及は案外難しいかもしれません。
高齢者向け携帯電話を若い世代やビジネスマン向けにアレンジし、MacBook Airのような立ち上がりの速いSSD内蔵パソコンと組み合わせて、販売するほうが、マーケティング的には正しい選択となるかもしれません。

「では、まず、あなたがiPhoneをやめて、高齢者向け携帯電話を使ってみて、その使用感をレポートを書いたらどうですか」

なるほど。それを言われると弱い(笑)。

こう、お答えいたしましょう。

「おっしゃるとおり。私も変えたいのは山々なのですが、まだ、iPhoneの残債がだいぶん残っているので、今、機種変更するのは、難しいのです。すぐにでも実験したいのですが、とても残念です」

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮(ご意見・ご感想・ご用命はtakenaga@eiseikanri.bizへ)

<この稿終わり>

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Air、iPhone、MacBook Air、MacBook AirはiPhoneを駆逐する、予想、仕事の電子化
2010年11月26日