まずは前回の続きから…

プレゼン会場で、自分(プレゼンター)に対してあまり好意を持っていない(本当に持っていないかどうかはわかりませんが、…と思われる)方への対応。
失礼ながら、こういった聞き手のことを、前回、

「敵」

と名づけました。

敵への対応法は2つ。
① 回避する
② 真っ向勝負する

初心者のかたは①でよいと思います。
つまり、「味方」中心にプレゼンを続けて良いのです。
しかし、中・上級者あるいは営業プレゼン

「勝たなければならない方」

はそうはいきません。
勝負です!

で、具体的にどう勝負するのかといえば、

① 徹底的に「敵」に対し、視線を向ける
② 徹底的に「敵」に対し、語りかける
③ 徹底的に「敵」に対し、笑顔を振りまく
④ 休み時間には「敵」に声をかけ続ける
⑤ 休み時間には「敵」から名刺交換をお願いする

…以上、5箇条

「敵」という表現はイマイチなのですが(本来、別に「敵」ではありませんのでm(_ _)m)、今回はわかりやすく、プレゼンテーションについて語るために、このままでいきます。
法律用語の「善意」「悪意」のように、本来の意味とは違う使い方…としておいてください。

①〜⑤の徹底によって、

「敵を味方に変えてしまう」

のがベストなのです。
敵を放おっておけば、プレゼンでは勝てませんし、セミナーでは高いアンケート結果はのぞめません。

「挑戦の精神」

が必要になるのです。

さてさて。
今月3回実施するビジネス雑談サロン「無敵のプレゼンテーション」2回目も本日楽しく終了いたしました。

参加者は合計8人
やっぱり、第1回以来、このくらいの人数がベストなのでしょうね。
ファシリテーションが一番やりやすい人数だと思います。
これから「サロン」的イベントの開催を考えている方は、「8人」を参考にしてみてください。きっとうまく行きますよ。

本日は最初に、

「エライ人の前でも緊張しない方法はないか?」

というテーマからスタートしました。
ちなみに、最近は、参加者に自己紹介していただく際に、

「本日雑談したい課題や議題」

を出していただくことにしており、そこから、ファシリテーターの私がハンドリングしやすい内容からスタートすることにしています。

「エライ人の前でも緊張しない方法はないか?」

いろいろなアイディアが飛び出しました。

① リハーサルと事前準備(できれば、録音・録画を行い、ガチンコでリハをするほうがよいだろう 等)
② Q&A対策(話す内容は「氷山の一角」、プレゼン用5枚のスライドの影に50枚の「保険スライド」「万が一スライド」「Q&Aスライド」「資料編」を)
③ 告知と割り切り(今日話せる範囲・限界を事前に提示、その範疇を超えた質疑には「そこまではわかりません」と堂々と答える)

「相手を飽きさせないためにはどうしたらいいか?」
「つかみやアイスブレイクによい方法はないか?」

これに対してもまたまたいろいろなアイディアが…
① 「10分間の原則」に基づき、さまざまな変化を生み出す(クイズ、1分間ディスカッション、動画、アニメーション)
② 虫食い型資料の活用(聞き手に埋めさせる)
③ を使ったプレゼンも「変化」の1つ(ジョブズのプレゼン)
④ 居眠りしている同性の聞き手への対応法(会場を回って、肩をぽん!)
⑤ PowerPoint主体のスライドであっても、最後はホワイトボードで「プロっぽさ」を見せる

「事前準備、具体的はどんなふうに行なっているか?」

これに対してもメンバーからおもしろい意見が飛び出しました。
① セミナーの場合、主催者との調整・事前準備は念入りに行う(「ここまでやるか…」と思われてもしっかりおつきあいすることで「誠意」が示せるし、他の講演者との「差別化」も図れる)
② 実物を準備する(「実物はなくてもいいか…」と手を抜かずしっかりと実物を用意する、必要物が持ち込めない場合は動画や写真を用意する)
③ 身近な持参物(携帯やメガネ)と話すべき内容とにブリッジをかけ、導入部分での興味を引く
④ 「アニメーション」とか「ご清聴ありがとうございました」はあまり意味がない場合にはこだわならい(「何を省くか」を考える、ただし、虫食いスライドの場合のアニメーションは有効 等)
⑤ 「1スライド1メッセージ」を遵守して、スライドをつくる

などなど…
そして、次第に話はホワイトボードへ…

よく考えると、今日は日本白板党(https://www.facebook.com/Whiteboard.Party?sk=wall&filter=1)

「党員比率」

が高かった…笑

私が推奨しなくても、高倉さんと千種さんがぐんぐんホワイトボード話題にひっぱってくださいました。

「実物あるよ」

…私が取り出したのは、コクヨさんのホワイトボード「ピタポ」


やはり、実物の効果は大きい…
皆さんの関心はホワイトボードへ…

「紙との違いは何ですか?」

こんな質問も飛び出しました。

「紙の場合には、どうしても「構えてしまう」。ホワイトボードは気楽に書ける。消すのも簡単。証拠が残らないので、「構えずに」書くことができる。これが紙との大きな差です。書き始める際の「静的摩擦係数」が小さいのです」

以上が私からの回答の骨子。

もちろん、ワールドカフェのように、前のラウンドの結果がわかるように、あえて記録を残そうとする際には、模造紙や画用紙のほうがよいのです。
ですが、お互いのアイディアをわかりやすく伝え合うには、やっぱり、ホワイトボードを持っているのが一番!

① 高倉さんは本日もホワイトボードを持参!
② 千種さんは「名著を読む会」「気仙沼復興支援ツアー」の際に参加者分のホワイトボードを持参されています。
③ 私も担当する企業研修では「1グループ1枚」から「1グループ3枚」に変わり、今や、「1人1枚」に変わってきました。

…などと、ホワイトボード論に花が咲き、あっというまに正午を超え、お開きに!!

ところで、今回は、インタビューの専門家千種さんがいらしゃったので、「猫の手」になっていただきましたm(_ _)m
何をお願いしたかというと、参加者へのインタビューを敢行!

「今日の感想をお願いします!!」

とカメラを回して頂きました。
動画映像は下記Facebookに掲載しています。

http://www.facebook.com/video/video.php?v=173425906082367&saved

そのあとは、飯田橋ホテル・エドモントに席を移し、みんなでパスタを楽しみました。

「昼間のサロンは健全ですね」

…と、夜のサロンからの「移転組」の皆さん。
それじゃあ、まるで夜の雑談サロンが不健全みたいじゃあないですかあああ笑

「そうですね。昼のサロンは胃や肝臓にはやさしいですね」

ま、こんなところで笑
夜のビジネス雑談サロンも引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m