この数年、いろいろな企業で小型のホワイトボードを使っていただくことを提案しています。
事の発端は私の担当しているDREA研修なのですが、これは縦型のA1判ホワイトボードがベスト。各グループに1台用意していただいています。
ですから、10グループあれば、ホワイトボードが10台必要になります。
でも、これは調達が難しい。
そこで、ある企業の人事担当者の方がご用意してくださったのが、カウネットやアスクルですぐに購入できるA2〜A3サイズの小型ホワイトボード。これをまるで、ボードゲームの盤のように、テーブルの真中において、いろいろ書いたり、書いたり、付箋紙を貼り付けたりしながら、議論を進めてもらいます。
ワールドカフェにおける模造紙のような使い方です。
しかし、そうなると、1グループ1枚よりは2〜3枚あったほうが、いろいろ便利。とある大阪のクライアント企業のご担当は、なんと、1グループ3枚のホワイトボードを調達してくださいました。
先日の法律研修も実は、このホワイトボードを駆使しして実施。盛り上がりますし、発表の時間等、本当に短くてすみます。
「PowerPointで発表すればいいじゃないか」
というご意見もあると思いますが、なかなかそうはいきません。
① 普段PowerPointを使い慣れていない職種の方も多い
② 企業研修で1グループ1台以上のパソコンが使える環境にない場合が多い
③ PowerPointだとグループの中の1人だけが作る作業を担当することになる
④ PowerPointだとこったデコレーションにするほうにばかり気を取られる方が多い
気軽に描いて「消すことができる(証拠消滅性)」の高いホワイトボードにどうしても軍配が上がります。
さてさて。
来年は、この考え方を拡張してみましょう。
春先の新入社員研修。
フレッシュマンの方々全員に、入社式に辞令とともに携帯型ホワイトボードを授与し、とにかく、気づいたことはこれにメモし、必要に応じて写真にとって記録せよ…を徹底します。
きっと、すごくおもしろい研修になりますよ。創造的な研修になります。
順不動ですが、作戦のシナリオはこんな感じですね。
① 携帯型ホワイトボードの開発
これは、メーカーさんの努力に期待です!!
② 使用法セミナーの実施
人事担当者の方を対象にセミナーを実施し、ホワイトボードの戦略的活用法をお伝えしていきます。
③ 使用法動画情報の発信
②の動画版。もちろん、②がベストですが、回数や場所の制限がない動画での情報発信も今や常識ですね。
④ ホワイトボード愛好者の雑談サロン
すでにホワイトボードを実践的に使用している、講師・教師・コンサルタント・医師・専門家・コーチ・カウンセラー・営業担当者等々。いろいろな方を集めて、その使用法を情報交換する場です。新人教育にどう使って行くべきか、議論していただきます。
⑤ 携帯型ホワイトボードの使用参考書の執筆
①〜④の情報をまとめた書籍の執筆と出版です。
…来年の春先までに仕掛けられれば、いろいろな企業の新入社員教育への導入は、十分に間に合うと思います。
その際、携帯型ホワイトボードには是非、「スタッキング機能」をつけていただければと思います。現在市販されているホワイトボードは、「重ねてしまう」ことを前提に作られていないので、そこが残念。是非、改善タイプの登場を希望します。
携帯型ホワイトボードが、組織や集団の中で、まとまった枚数同時使用されるようになれば、スタッキング機能は、キャンプ用品並、温泉旅館のお膳並に、不可欠な機能となると予想します。
追伸
フレッシュマン1人に1枚…と申し上げましたが、さらに拡張すると、新人研修の会場後方には、ホワイトボードが山積みになっていて、必要なだけ何枚でも使える…という環境こそベストかもしれません。
思考というのは停止してはいけませんね笑 反省。