http://www.vitamindays.jp/worldcafe.html
一昨日お世話になった株式会社ワンスカイ様の「たしなみスクエア」も、Facebook頁の立ち上げの際にお世話になった大阪の中小企業診断士・柳瀬智雄氏(http://www.vitamindays.jp/about.html)が実践されている「ビタミンデイズ」も、いずれもが採用しているのが、
「ワールドカフェ」
という手法です。
Googleで調べてみると、一番トップに来るのは、株式会社ヒューマンバリュー様。
高間邦男先生の会社です。
ちなみに、高間先生は、私の行動科学の師匠です。ポーラ化粧品在職中に、毎週のように指導を受けていた恩師です。
http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/
引用させていただくと
「ワールド・カフェは、人々がカフェにある空間のようなオープンで創造性に富んだ会話ができる場とプロセスを用意することで、組織やコミュニティの文化や状況の共有や新しい知識の生成を行うファシリテーションプロセスです」
とあります。
柳瀬さんのビタミンデイズの頁を引用させていただくと、
http://www.vitamindays.jp/worldcafe.html
「ワールドカフェは、喫煙コーナーやカフェのようにリラックスした状態でのコミュニケーションを意図的に実現する仕組みです。
ワールドカフェの参加者は、リラックスした安心できる空間で心行くまで話し、他の方の話をじっくり聴くことになります。そこに生じる深い対話は様々なアイディアを生みだすだけでなく、深く話を聴くことによる相互理解と信頼感を生みだします。」
とあります。
私が運営する「ビジネス雑談サロン」も主旨はいっしょ(ただし、メンバーはクローズド<限定>)でして、
「サロン」
という以上、可能な限り自由気ままにやりたい…と思っています。勉強したり、結論を出したり…が目的ではなく、アイディアや感性における刺激を受けること…を重視しています。
同業者の方がよく主宰されている「士業限定」といったしばりはありません。その必要はまったくないからです。学生から経営者まで、ビジネスに興味があればだれでもOKです。
当初は、
「火曜日の夜。講師もいない会。参加者はせいぜい2〜5人くらいではないか…」
という予想のもとにスタートしたのですが、それが蓋を開けてみると、
第1回 7月12日(火) 有志によるSNS雑談サロン 8人
第2回 7月26日(火) ビジネス雑談サロン 8人
第3回 7月28日(木) 図解改善士|多部田憲彦氏と雑談を楽しむ会 9人
第4回 8月2日(火) ビジネス雑談サロン 6人
第5回 8月9日(火) ビジネス雑談サロン|自炊の極意笑 11人
最低 6人 最高 11人
と、かなりの大人数での開催が続いています。
6人というのは、先週で、告知が月曜日、開催が火曜日…という、私の不手際によるもの…異常値です笑(失念していました)
あまり人数が多いと収集がつかなくなるので、部屋的には50人までOKなのですが、先日
「毎回限定10人」
という枠を設けました。
次回(30日)も、すでに締切ました。
第6回 8月30日(火) SNS雑談サロン 17名(予約数)
もし、枠を設けなかったら、もっと増えていくかもしれません。
完全なサロンになれば、それでもいいのでしょうけれど。まだまだ、そこまでする自信が私の方にありません。
クライアント企業の部課長様からも
「土日はやらないの?」
というご意見もいただくのですが、
仮に土日開催を企画したら、さらに大幅に人数が増えると思います(部屋の都合で、土日開催はかなり難しいのですが)。
20人とか30人とかになるのであれば、本来的には、きとんとグループ分けして、ワールドカフェ方式を採用するのが、ベストです(現に、法人研修では、この手法を私も取り入れています。楽しいですよね)。
でも、「ビジネス雑談サロン」には、ワールドカフェ方式を採用できない大きな壁(理由)が2つあります。
① 参加者の方の大半(特に初回参加者の方々)は、「私」と話すのを第一の目的として来てくださっている
② 私自身が、ファシリテーターではなく、主催者兼参加者としてどっぷりと雑談を楽しみたい
この2つ。
この2つが、サロンといいながら、人数が増えても、
「1卓のみ」
「分科会グループなし」
を貫かざるを得ない当面の事情なのです。
①は、私がすごい人物だという意味ではありまえん。
私が主宰しているので、まずはそうなってしまうということです。
普段はFacebook出にやり取りばかりという方が大半です。遠方からおいでくださる方、法人様向けセミナー・講演・研修の受講者の方、中小企業診断士をはじめとする士業の方、私のクライアント企業の部課長の方、経営者(社長)等々。
コンサルタントとして、また、インストラクターとして、たいへんありがたいことです。
そうなると、「私と雑談を」とお誘いしていながら、私本人はストップウォッチとQシートを持って、運営に夢中…というわけには参りません。
やはり、参加者全員の方と可能な限りコミュニケーションを直接とらせていただくのが礼儀だと思います。
②はさらに大きな壁です。
ワールドカフェ方式のポイントは、なんといってもファシリテーターの方の
「腕」
あるいは、事前の
「仕込み」
「当日の運営プログラム」
「配慮(気配り・目配り・心配り)」
にあります。
でも、ビジネス雑談サロンの場合はいかがでしょうか。
「仕込み」
これは無理。
毎週のことですから、私自身が心理的に負担を感じるようになれば、結局は続かなくなります。
小さなことですが、初回は、机のセッティングや掃除をして、皆さんをお迎えしたわけです。
でも、これって、20分くらいかかるんですよ。うちのスタッフは御休みの日ですし。そもそも、私が個人的にやっている会ですので。
ですから、現在は、数人の方がお見えになったら、
「すみません。手を貸していただけますか?」
と机の移動や椅子の移動は全部、皆さんにお願いしています。
私自身の心理的負担の軽減も考えているのです。長く続けるにはそれが必要だと思います。気楽さ…が大切だと思うのです。
そもそも、ちゃんとした議題もないわけですから、下準備もできようはずがありません(そこで、最近は、テーマくらいは掲げるようになりましたが)。
また、ディスカッションが白熱してくると、ファシリテートのことなど、頭から消えます。
私自身が雑談にのめりこんでいきます。
ですから、
「当日の運営プログラム」
などあるはずもなく、主催者である私自身、皆さんに細かい
「配慮(気配り・目配り・心配り)」
もできないわけです。
もちろんビジネス上はファシリテーターの役割をすることはありますが、我流ですし、ビジネス雑談サロンでは、ファシリテーターらしい仕事はまったくしていないので、
「腕」
にも問題があります。
議論ですから、お互いに
「否定意見」
「反対意見」
は出てきます。
ブレインストーミングやワールドカフェのように
「批判厳禁」
にもしていないのです(今のところ)。
今のやり方では、雑談サロンについては、ワールドカフェのようなカタルシス機能(「この場にいると居心地がいいなあ」という気持ちになること)は小さいかもしれません。
それでも、ワールドカフェ型に近いのは
「結論を出さない」
という点でしょうか。
これは第1回から貫いています。
「ビジネス雑談サロンは勉強会ではありません。何かを学ぶところではなく、お互いに刺激を受けろことだけを目的としています」
これがモットー。
ですから、いわゆるインスパイア講演も今のところありません。
2時間近く、徹底的に「雑談」しているわけです。
30日は結局予定では17人様となっています。月末ですし、キャンセルもいらっしゃるだろうと思いますが、それでも15人様くらいかな‥と予想しておいたほうがいいと思います。
最初は全体会でスタートし、途中から分科会にしようかな…などといろいろ思案中です。
スタートしてはや1ヶ月。
改めて感じるのは…いやあ、変な会ですね〜 我ながら 変な会です。
でも、
「次回も楽しみ」
ですから、これでいいのだ!
笑