皆さん、こんばんは。
今日は夕方から、麻布で、

株式会社ワンスカイ様主催の

「たしなみスクエア」

というワークショップに参加してきました。

ブログのURLが新しくなりました

先に結論(結論先行の原則)。

もっと早く行けばよかった!
諸事情のため、およそ1ヶ月遅れての参加。
前回のFacebook中級も受けておけばよかった…と後悔するくらい、とても楽しいワークショップでした。

特に、今日のインスパイアー・セミナーを担当された嶽村弘子先生(「さんづけでよんでください」とFacebookでコメントをいただいたので、以下「嶽村さん」とさせていただきます)。
たいへん知的で素敵な方であり、また、講義内容もとても充実していた。

http://ja-jp.facebook.com/hiroko.takemura33

同業者としては、ついつい、内容だけでなく、運営方法や講義手法にも目がいってしまうのですが、本当にわかりやすかった。
とにかく、丁寧。会場への気配りも素晴らしい。笑顔がすてきな知的美人。

講義内容そのものをここに書きこむのはルール違反なので、詳細は書きませんが、実践心理学のセミナーはかくあるべし…というお手本だと感じました。

講義内容、PowerPoint、演習の量・スピード、演習の落し込み、セミナーの流れ…いずれもベストだったと思います。
さきほど、嶽村さんのウォールに書きこませていただいたのですが

「1日コースがあれば受講したい」

と思います。
ライセンスをとるには8日間などのコースが必要だとのことだったので、スケジュール的にそれは難しいのですが、もうちょっと勉強してみたいのです。

私自身、

「動機づけ地形図モデル」
「マネジリアル・クライミング理論」

を提唱し、いろいろな企業で講演させていただいたり、中小企業診断士の理論政策更新研修でお話させていただいているのですが、やっぱり私は

「行動科学屋」

なのですよ。
私の話すマーケティングについての講義・講演も、

「行動科学」

がベースになっています。
逆に言えば、

心理学についての見識が不足している」

わけです。

NLPも今まで何度も学習する機会はあったのですが、今日まで接することなく来てしまいました。

というわけで、さっき、AmazonでNLPの関連書籍を大人買いしました。後日書評をアップする予定です(2ヶ月ほど前にやっぱり大人買いしたSNS関連書籍7冊については、月並みですが、樺沢さんの著作が圧勝でした)。

企業におけるマネジメントの場合、どうしても、当事者は、

「客観」

を重視しますでしょう。いかにして

「客観」

でいられるか…を重視します。

ところが、心理学やカウンセリングの手法の多くは、

「主観」

からスタートします。
ロジャーズの来談者中心療法はその典型です。
フロイトもユングも、

「主観」

が根本にあります。

コーチングの手法に、「直感のスキル」というのがありますが、相手の深層心理と自分の深層真理をつなげていく…というユング的発想は、やはり

「主観」

に立脚しています。

もちろん、コーチングやカウンセリングの手法の中には、役割演技法を中心としたたくさんの

「客観」

を重視した方法もたくさんあるのですが、主要モデル・古典的モデルの多くは

「主観」

からスタートします。

マネジメントや経営学の専門家が心理学やカウンセリングとやや距離を置きたがる最大の理由はこの

「主観」

中心のイメージのためです。

「心理学の世界では◯◯です。でもね、経営学ではちょっと修正し、△△で考えるとわかりやすい。どうですか? 皆さん??」

私が講演中によく使うフレーズです。
私自身は、心理学もカウンセリングもコーチングも「ウマが合う」のですが、そうでない方を意識したコメントであり、アレンジです。

ところが、NLPは、

「出発点が客観なんだなあ」

というのが、私の今日の最初の印象でした。

演習もとても価値あるものでした。
アンカリングについては、私もお話することがあるのですが、NLPの技法はすばらしいですね。
短時間で、アンカリングを実感すること、させることができますね。
とてもよい経験になりました。

テーブル・メンバーとしてお知り合いになれた方々もとても魅力的。
前向きで、素敵な方ばかりでした。
最近ホワイトボード派の私でしたが、A2判の画用紙をつかった落書きによるディスカッションはおもしろかった。
図解改善士の多部田憲彦氏が参加されたら、どんな感想をお持ちになっただろうか…などといろいろ想像していました。

今日のポイントの1つは、名刺交換がセミナーの最後の時間であったこと。
これは「雑談サロン」も見習おうと思います。

名刺交換は

「最後」

でいいわけですよね。そのほうが、

「共通経験したあの人と名刺交換したい!」

と心から思えますし、名刺交換中の話も弾みます。

いわゆる通常の名刺交換会は、いきなり、

「はじめまして。㈱経営教育総合研究所の竹永です。弊社は〜  。今後ともどうかよろしくお願いいたします」

という定型句のやりとりばかりに終始しがちです。ぎくしゃくしちゃがちです。
で、結局、名刺交換したかどうかも覚えていない…これではなんのための名刺交換かわかりません。

このワークショップ。
次回もあるので、むりやり全員と名刺交換せず、実際にテーブルが同じになった方を中心に名刺交換しました。
全20人中7人のみ。
名刺交換はこれくらいの人数がベストだと思いました。

人と人がどういうふうに

「縁」

を感じていけばよいのか、

「ネットワークが自然形成されるためには、限られた時間の中で主催者側はどうすればよいのか、どんなプラットフォームを用意すればいいのか」

という点について、わずか2時間半の間に、多くのことを学ばせて頂きました。

お忙しいなか、すばらしいお話を披露してくださった嶽村さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、参加者の皆さんにも御礼申し上げたいです。
主催された「たしなみスクエア」の皆様にも心より御礼申し上げます。
ご迷惑でなければ、是非、また、参加させてください。

追伸
最後に「飲み」がないのも新鮮です!
「ビジネス雑談サロン」は70%くらいの確率で呑みに行ってしまう昭和型・日本型のサロンなのです。
私の「友達」は呑兵衛が多くて

“いやあ、本当に毎回困ります”

(あ、私もか 笑)

古代ギリシア型を目指したはずなのに…

でも、もっと驚いたのは、「てんむす」のお弁当が全員に用意されていて、食べながらセミナーを受けられる点。
この配慮と逆転の発想は、実に、実に、すばらしかったです。

私の主催しているビジネス雑談サロンは、無料ですから、参加者の皆さんはあくまでも「自給自足」(笑)
今後も、おにぎりもお茶も出ませんが悪しからず〜