経営資源にはいろいろなものがあります。将来のドメインを再定義する際、今後どのような経営資源を具備するのかを詳らかにする必要が生じます。「詳らかに」とは、「体系的に」という意味を含みます。私がよく使うのは、「組織・人的資源」「マーケティング資源」「生産・技術資源」「財務資源」という括りです。相互に重複する場合もあるのですが、概ね「ヌケ」は予防することができます。あとは、この5つをもっと細かく展開(分解)していけばよいわけです。
余談ですが、この4つは、中小企業診断士の第2次試験で出題される4つの事例問題のテーマと酷似しています。また、バランス・スコアカードの4つの視点とも(並びは違いますが)よく似ています。
企業の経営資源を考えるときには、やはり、この4つが基本なのでしょうね(製造業ベースではありますが 笑)。