(「ビジネス雑談サロン」の議題に合わせて、今年の7月にブログにアップした内容を一部書き換えて、再掲しました。)
経営戦略とは直接関係がないのですが、マネジメントに関するノウハウなのでアップします。先ほど、Twitterのフォロワーの方からご質問がありました。
私のつぶやいた内容は、次のとおり。
「名刺管理ソフトを使わなくなって久しい。名刺をイベントごとに束ね、束ごとにScanSnapでスキャンし、できあがったPDFにイベント名をつけ、Dropboxに入放りこんでおけばよい。MacのSpotlightの検索能力は抜群の速度。常に数秒以内に見たい名刺に到達できるようになった。」(140字 笑)
中小企業診断士試験の模範解答ではありません笑
「もう少し詳しく知りたい」というリプライ(返信されたツイット)を頂きました。
ご質問にお答えいたします。
結論。
Mac+ScanSnap+Dropbox
で、最もシンプルな名刺管理はできてしまいます。
うちの場合、会社組織ですから、名刺は総務の担当社員が、全部、名刺管理ソフトを使ってデータベースを作ってくれています。GoogleAppを使っていますので。
しかし、ネットがつながっていないと見られませんし、文字情報だけになってしまうと、けっこう、アクセスしたい「名刺の主」が見つからないことがあります。
「名刺の絵柄」
「名刺の図柄」
「名刺のイメージ」
で記憶をしている場合というのが多いですよね。
そこで、会社による管理とは別に、私は自分が出会った方の名刺は「画像情報」付きで管理しています。
これが、かつての名刺ソフトを使うとたいへんでした。インターフェイスが複雑だったからです。ソフトが変わると移行も大変。頭が痛くなります。
そこで、私の場合は、次のかなり簡単な作業だけで名刺を管理しています。
使うファイルはpdfだけ。
その手順を見てみましょう。
1.取り込み編
富士通ScanSnapS1500(家のiMacに常設、iMac自体も常に立ち上がっている状態)の蓋を開いて、一束の名刺(【例】「昨夜の名刺交換会でもらった名刺」「日曜日の理論政策更新研修で知り合った方」)をScanSnapに流しこみ、両面・カラースキャンします。
私の場合、ScanSnapのスキャン映像の保存先は、Dropboxの中に自分で作ったフォルダ「スキャン画像一時保管」というフォルダに指定されています。これは事前に一度だけ設定すればいい話。
毎回固定です。
富士通ScanSnapには優れたOCRソフトが付いていますので、取り込んだ画像データは自動的にOCRソフトにより、解読され、テキストデータ(文字情報)を持ったPDFファイルとして保存されます。
2.保存編
保存されたPDFファイル(複数の名刺画像が入って1ファイルになっている)には、自動生成された日付名に、「昨夜の名刺交換会でもらった名刺」「日曜日の理論政策更新研修で知り合った方」等を加えて、ファイル名を書き換えます。
私の場合、次のように名前をつけなおします。
「名刺 2011.06.20 日曜日の理論政策更新研修で知り合った方.pdf」
といった感じです。
トップに「名刺」とあるのは、後日、名刺のpdfファイルだけを検索したい時への備えです。
以上。これだけ。私が行う作業はここまで。
あとは、Dropboxが勝手にやってくれます。
Dropboxはクラウド型のStorageですから、私が使っている2台のMacBookAir、iMac、Mac mini、iPhone、2台のiPad、ThinkPad 合計8台の端末、どのハードディスク(またはSSD)にも、取り込んだ名刺情報は保存されています。モノの数秒後の話です。
つまり、私が名刺の画像を取り込めば、ここまでの作業はすべて、勝手に「機械」(古臭い言葉ですが)がやってくれちゃうわけです。
3.検索編
で、出先で、誰かの名刺を見つけたくなったら、MacBook Airを開き(インスタント・オンが売りものですから1秒程度で立ち上がります)、右上の「スポットライト」というアプリを開き、「竹永亮」「山口正浩」と、お相手の方の名前を入力します。
1秒かからず、当該名刺が入ったPDFファイルが発見され、表示されます。
あとは、指定されたファイルを開き、もう一度、
「文書内の検索」
で「竹永亮」「山口正浩」と、相手の名前を検索します。
またまた1秒程度で、その名刺のページに到達します。
住所、電話番号、メールアドレスが全部、書かれていますから、あとは、なんとでもなります。
名刺自体の保存作業としては、人間は
① 名刺を束ねて、スキャンする
② 生成されたテキストデータ付きPDFファイルに適当な名前をつけておく
だけをやればよいことになります。
複雑な作業だと名刺管理は続きません。
いかに作業を簡単にするか…がポイントです。
これ以上簡単な方法が出てくればうれしいですが、①②に該当する作業だけは、どう考えても残りますよね。高度なアンドロイド秘書でもでてこないうちは笑…
できれば、美人アンドロイドがいいな…
む? よく考えると、アンドロイドというと今や「人造人間」「人形ロボット」としてはあまり認識されず、iPhone、iPadのライバルの意味になりますね。
写真出典:©東映・石ノ森プロ
「りんご(Apple)」の対語が「みかん(Orange)」だった時代は遠に過ぎ去り、今や、対語は「人造人間(Android)」なのですね。