Facebookページそのものが、私の事業戦略上のツールであることは間違いありません。
先日の雑談サロンでも、
「竹永さんは、目的がはっきりしているよなあ。ここまで、ビジネス目的だ、と明言する人は少ない」
と、指摘されたのですが、経営戦略であれ、事業戦略であれ、マーケティング戦略であれ、プロモーション戦略であれ、戦略の場合、基本方針または理念というのは、とても大切です(教科書どおりですが)。
ですから、このDREA研究会のページにおいて、私の立ち上げたFacebookページ自体が、企業の戦略論について語る上で、巨大な実験体の役割を果たしています。DREAではSWOT分析を単純化し、有利要因(Advantage Factor)と不利要因(DisAdvantage Factor)とに、物事を分けて考えるのですが、今日は、ビジネス目的におけるFacebookページの有利要因、すなわち、効果について考えてみます。
先日、私は、ブログで、Facebookの7つの効果について述べました。
(しかし、ややこしいですね、FacebookとFacebookページは概念が違うんですよね)
① 相互安全保障効果 http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?p=979
② 即時反射効果 http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?p=979
③ 自己動機づけ効果 http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?p=979
④ 後押し効果 http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?p=983
⑤ 情報選別効果 http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?p=983
⑥ つぶやき許容効果 http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?p=988
⑦ 証明効果 http://eiseikanri.biz/wp/takenaga/?p=1291
Facebookページを立ち上げると、この効果はさらに如実に感じ取ることができるようになります。
個人ページとの違いを書き留めておきます。
① 集団安全保障効果
「いいね!」が25個に到達しなければ、短縮アドレスがもらえず、まずは一定のファンがいないと駄目だ…という制度自体が集団補償効果の一翼を担っています。
25に達した後も、Facebookページの場合、どれくらいの方が「いいね!」を押しているかが、一目瞭然ですから、そのページの価値はその数が「保障」してくれていることになります。
② 即時反射効果
書き込みをすると、すぐに誰かが反応してくれるという効果です。これは個人ページ時代と今のところそれほど変わりません。
ただ、個人ページはプライバシー設定で「友達のみ」等に設定している場合、いろいろな人が閲覧してくださるFacebookページのほうが、より大きな効果が得られる可能性があります。
ファンの数が増えるにつれて、その効果は大きくなると予想しています。また、個人ページとは異なり、「インプレッション」やら「フィードバック」といった数値が常に得られるのも、Facebookページの恩恵ですね。
③ 自己動機づけ効果
これ自体は、個人ページとFacebookページ、それほどの差はありません。多くの方が反応してくだされば、とても大きな動機づけになります。
ただ、Facebookの場合、突然、今まで面識のなかった方が投稿してくださるという、「嬉しい誤算」が生じます。これは本当にありがたいです。
友達以外の方のご意見やご感想を伺うことができるのは、Facebookページならではでしょう(個人ページも設定によってはできるのでしょうが、普通は「閉じて」しまいますよね)。
④ 後押し効果
これは大きいです。皆さんがいろいろ書きこんでくださるからこそ、その延長として
「火曜日にはビジネス雑談サロンへ行こう」
というキャッチフレーズを生むことができました。
Facebookページでそれを告知することで、また、新たな方から友達申請やサロンへのご質問のメッセージをいただくことができました。
当初、サロンでは、SNSやクラウド、自炊等、IT系の新しい概念を中心的に扱おうかな…と思っていましたが、DREAへの関心が高ければ、これらについても情報交換させていただきたいと考えています。
昨日、友人(高校時代の友人)から
「勉強会、折を見て参加しますね」
とメッセージをもらったのですが、
「サロンは勉強会などというしゃれたものではないよ〜。気軽においでよ」
…と返信しました笑
自分を売り込んだり、人的ネットワークの形成を求める名刺交換会型のパーティやイベントと違って、サロンは自由ですので笑 教室はかなり広いので、興味のない方向への雑談になったら、
「ごめんなさい。私ちょっと抜けるね」
と抜けていただいて、空いている席でパソコン広げてご自分のお仕事をしていただいてもいいわけです。そのまま(パソコン)いじりながら、雑談に参加していただいてもいいわけです笑
会社や事務所における同僚との雑談の延長上を目指しています。
「次回のサロン、都合により参加できません」
という丁寧なメッセージをいただくこともあるのですが、これも気にしないで下さい。
「原則、毎週やっていますので 笑」
と返信いたしました。
いずれにせよ、こういうスタイルの「場」を思いついたのも、実行しようと思ったのも、Facebookの「後押し効果」によるものです。
⑤ 情報選別効果
自分と価値観の同じ友人が増えるので、新聞・雑誌・Google等で情報を検索せずとも、自分が興味のある情報を友人のウォール、ニュースラインで発見できる…という効果です。
これ自体は、個人ページとFacebookページでは差はありません。
おかげで、新聞をトップページからナメるように読む…という習慣はなくなりました。
⑥ つぶやき許容効果
Twitterで個人的な生活の一面をつぶやいても意味がない。むしろ、Twitterではビジネス情報をきちんと発信し、Facebookの中でこそ、気心が知れた友達に対し、自分の弱い一面やカジュアルな一面を出したほうがよい…という効果です。
先日の「SNS雑談サロン」でも、私のこの仮説については、「雑談」が盛り上がったところ。
もっとも、これも個人ページの話です笑 Facebookページで私のくだけた一面を公開してもいみがありませんね笑
⑦ 証明効果
①の派生効果です。Facebookページの目的はここにあるのでしょうね。Facebook最大の効果はこれ。ビジネスで活かす以上、この効果を最大限に享受できる方法を考えなければなりません。
「インプレッション」やら「フィードバック」やら、個人ページでは見ることができなかった情報を、Facebookページでは得ることができます。これはびっくり!
これについては、次回、詳しく書きましょう。