HOTELの外を眺めながらふと思ったことがあります。
Marketingにおける新製品の普及過程の研究によれば、普及の段階は5段階に分かれるとされています。
第1段階:革新者への普及期
第2段階:初期採用者への普及期
第3段階:前期大衆への普及期
第4段階:後期大衆への普及期
第5段階:遅滞者への普及期
「これをiPhoneに当てはめると、うまく説明できるんじゃないだろうか。」
さっそくやってみましょう。
第1段階:革新者への普及
物好きな一部の人たちが、iPhone3を購入した段階(私も発売当日からiPhone3を使っている物好きな一人です)。「あ、買ったんですかあ。使いにくいでしょう。おサイフケータイついていないし、赤外線もないし」と会う人全てに言われていた時期です。
第2段階:初期採用者への普及
オピニオン・リーダーとしての影響力のある人たちがiPhone3Gを購入した段階。使い勝手が格段によくなった3G。市場での認知度も高まり、新しもの好きな人達の間ではブームに。「いいなあ。ほしいなあ」と思う人達も激増。この時期、Appleの携帯電話市場におけるマインド・シェアは極大値に(と推測)。
第3段階:前期大衆への普及
多くの人がiPhoneを認知し、携帯電話買い換えサイクルに従い、iPhone4を購入していった段階。4を買ってもさほど騒がれないが、普及は一気に進む。もっとも、ライバルであるAndroidの登場で、ポーター先生のおっしゃる「よい競争」が実現。両社の機能・品質争いに拍車がかかります。
ここまでが、過去・現在です。
ここからが予測。
今日の日経によると、iPhone5の発売時期は、「今夏」でなく「今秋」とのこと。まだ、半年先ですね。
第4段階:後期大衆への普及
iPhone4を購入しなかった多くの人(【例】高齢者 等)が、買い換えの際に、iPhone5を選択、iPhoneの普及がほぼ完了する。うちの母は今もガラケーを使っていますが、iPadに慣れてきたのであれば、iPhone5への移行は十分考えられます。文字は大きいし、見やすい画面は、高齢者にもおすすめです。
さらに、1年半後の来年の秋。
第5段階:遅滞者への普及
iPhone6が発売されるも、すでに成熟期に入ったiPhoneは売上が停滞。買い替え需要のみに終わる。これを見越したジョブスは、新たな端末、新たなHard、新たなConcept、新たな概念の市場投入を画策する…
当たるも八卦、当たらぬも八卦。
検証は2年後に m(_ _)m