私のような埼玉っ子は、子供の頃から、渋沢栄一の伝記には多少なりとも触れる機会があります。道徳の時間にも読まされた記憶があります。
ところが、4年前に千種さん主催の「経営・ビジネス名著を読む会」で取り上げられたとき、なんと、会員の方のほとんどが渋沢の存在を知らず、びっくりしました。当時はまだ、全然知られていなかったんですね。お札の顔になることが報じられ、ようやく、「渋沢って誰?」と注目が集まり始めた直後だったと思います。
こちらの写真は、当時、同会で私が担当した『論語と算盤』の担当章の解説スライドです。
私は、「渋沢の10の側面」というスライドを締めくくりに使っています。
1.フロー理論の先駆者
2.富国強兵の推奨者
3.自己実現欲求の提唱者
4.実践主義者
5.中庸主義者
6.商業道徳の教育者
7.労使協調主義者(修正主義者)
8・「良い競争」の推奨者
9・ソーシャル・マーケティングの先駆者
10.護送船団行政の反対者
これらの側面は、今年の大河ドラマでも色濃く描かれていたのではないかと思います。
ご覧にならなかった方は、ぜひ年末に放送される総集編を御覧ください(*^^*) 特に、栄一の父親役を演じた小林薫さんの演技…素晴らしかったですよ〜