今回、TOEICの試験勉強をやりながら、少しずつ記憶が戻ってきました。
「自分はどうしてこんなに英語を嫌いになったんだろう」
思い当たる記憶が2つ。
いずれも小学校時代の記憶です。
どちらが先か覚えていないのですが、私は小学校時代に2回短期間ですが、英会話教室に通っていました。
順不同ですが、その2つで、いずれも、
「あ、こりゃだめだ」
と思う体験をしていました。
まず最初の英会話教室。
当時の県知事の奥様が開催していた私塾。
先生の自宅(県知事の家だったのかなあ。ひろおおおおいリビングルームでの授業だったと思います)で、英会話初体験。
テキストに沿って、
「マイネームイズマコト〜」
とか言い合っていたと思います。
当然、私は途中参加。すでに通っていた(年齢もわからないけど、年上・年下混在だったと思う)子どもたちに比べて、私が一番英語ができませんでした。
ところが、そんなのお構い無しで、この塾、時々、「文法」の話が出るんですよ(当時、「文法」という言葉は知らなかったと思いますが)。
「ビー動詞は○○だから、こういう場合は、〜〜〜〜ので」
たぶん、疑問文かなんかの使い方の話だったのでしょうね。ビー動詞と主語が入れ替わるとか…
ところが。
途中参加の私には、全然この「ビー動詞」なるものがわからない。「動詞」はわかっていたのと言う記憶があるんですよね。
何回目かの授業の時に、意を決して質問する私。
「先生、ビー動詞というからにはA動詞はあるんですか?」
どっと笑いに包まれる教室。
しかも、教師は
「A動詞というのありません。ビー動詞の他にあるのは、ハブ動詞です。まだハブ動詞は難しいから、今日はビー動詞の勉強をしています」
私の質問は体よく遮られ、私の頭のなかには
「なぜ、Bはあるのに、AやCはないんだ。ハブってなんだ? ヘビか???」
という疑問だけが残る。
残ると先へは進めません。
私が、B動詞ではなくBe動詞、ハブ動詞がHave動詞(一般動詞)を知るのは、中学に入ってからとなります。
ちなみに50を過ぎた今に至るまで、一度もA動詞には出会っていません笑
今思えば、もう少し丁寧に説明してくれればなあと思いましたよ。
そもそも、原型のbeは、進行形や受動態を学ばないと登場しない。amやらareやらisやらといった現在形でのみ、テキストには登場するわけです。
であれば、正確な「Be動詞」という言葉をつかわなくても 「am/are/isはね、疑問文にするときには、主語とひっくりかえるのよ」という説明でも全然いいわけです。
あるいは、Have動詞が登場する前であれば、
「動詞(一般)はね、疑問文にするときには、主語とひっくりかえるのよ」
という説明でも全然いいわけです。
でもいいわけです。Have動詞が登場した瞬間に、この原則の例外として、改めて説明すればいいわけですからね。
あるいは、
「am/are/isはね、算数の「=」とほとんど同じ意味なのよね」
くらいの説明をしてくれれば、
「i am an elementary school student]
「You are beautiful」
「My name Is Makoto」
が本質的に同じものである(Be動詞は不完全自動詞であり、これらの文が第二文型SVCであること)を、体感的に理解することができたのではないかと思うのです。
というわけでわずか数回でこの英会話教室は退会しています。
次回はもう一つの英会話教室での私の嫌な思い出を公開します。
お楽しみに!