昨夜は、ビジネス雑談サロンも含めて、初の法律をテーマにしたサロンを開催。
かたっ苦しい話になるかな…とも心配しましたが、そんなことはありませんでした。

3年以内に施行が決定している改正民法。
抜本的に自分の会社のビジネスに影響があるか…と言われればそんなことはないということもわかりました。
そもそもそんな改正だったら、通っていませんよね。

ただ、やっぱり、得する人、損する人がいるんだということはひしひしと実感。
スルガ銀行とIBMの判例、旭川医大とNTT東日本の判例の話はインパクトがありました。
システム開発関連のお仕事をされている方には、非常にデリケートな内容を含む改正でもあるのですね。

個人的には、約款についての改正にも興味があります。
はじめて、法典上に約款が明記される(定款約款)。
①顧客に対する不当条項が含まれていないこと、②約款が利用者に表示されている状態にあることという2つの条件を満たしていれば、今度は逆に顧客が約款に縛られるようになるのかもしれない…

約款を読むことは今後もないとは思うのです(笑)、それなりに約款のあり方が変わるのかな…というのは気になる変化です。
売り主の瑕疵担保責任がなくなること…こいつは衝撃でした(@_@)
「契約不適合責任」…なんじゃあそりゃあ という新しい責任が規定されるのですね。

今回の民法改正の基本方針に「国際化」があるというお話を昨日は伺うことができたのですが、契約社会に少しずつ日本も向かっていくとすると、こういう概念を盛り込む必要があったということなのでしょうね。
普段はあまり縁がない時効についての改正と保証人保護規定についての追加も興味深い内容でした。
時効は長くなればよいというものでも、短くなればよいというものでもない…常に、メリット・デメリットがあることも再認識できました。

公証役場という(私にとっては謎めいた)存在の本質も、わかりました(^o^)
たくさん情報を提供くださった伊藤先生、そして、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

このテーマ、またやりましょう〜