Appleのオンデマンド型映画配信が日本でもスタートしました。

竹永け林檎化計画の一旦として、この際、AppleTVの購入も考えましたが、よく考えたら、自宅リビングのテレビにはそれほどたくさんのHDMI端子があるわけではありません。ハードディスク・レコーダーとMac miniをつないだら、それでおしまい。
もちろん、切り替え用にセレクターを設ければよいのですが、それまたシンプルではありません。これ以上配線がごちゃごちゃするのは避けたい…そんな状態の我が家のテレビの「裏側」ですので、ここはグッとこらえてみました。

そもそも、映画をゆっくり鑑賞できるような時間はないのですが、マーケティング関連の仕事をするうえで、「新しい物」には触れることは常に大切。乗り遅れるとあっというまにおいてきぼりにされてしまいますので笑

ところが、ふと考えてみると、テレビにMac miniがHDMIケーブルでつながっているということは、そもそもAppleTVはいらないということになります。
Appleのホームページから映画をダウンロードするなら、Mac miniにインストールされているiTunesを使えばよいことに気づいたからです(気づくのが遅いですよね)。

というわけで、おくればせながら、映画の購入に挑戦。どうせ、じっくりと見ることはできないと思うので(このところ、ほんとうにたいへん忙しいのです)、ダウンロードならびに画質・音質のチェックだけが目的です。

このしくみが軌道に乗ると、いよいよオンデマンド時代の本格的な到来となるのではないでしょうか。

私たちのように、講義や講演内容をDVDに収録して、販売したり、提供したりする仕事をするものにとっても興味津々のシステム。早く軌道に乗ってほしいものです。

電子書籍時代になれば、出版社を通さず、個人が自由に書籍を出版できるようになるはずです。同様に、動画のオンデマンドが安定的に行えるようになれば、今後はDVDやBlurayが主流ではなくなり、講義録画や講演録画の配信も、高速回線を用いたオンデマンドが当たり前になるはずです。
大手予備校などではすでに自前でこういったことができる設備を持っているでしょうが、問題はクライアント(顧客)側の受信装置にあります。一般にパソコンを使った動画の配信は不安定きわまりないものであり、実用的なものではありません。

要は、

「誰でも、いつでも、ポチっとやるだけで、自動的に課金され、かつ、ダウンロードに手間がかからず、何の問題もなく何度でも再生できるが、コピーはできない状態」

が構築できるかどうかということなのです。
Appleの映画配信システムは、かなり、この状態に近づいたのではないかと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょう。

もっとも、下馬評だけで判断する問題ではありません。
しっかりと自分の目で確かめる必要があります。

話が長くなりましたが、そうこうしているうちにダウンロードが始まりました。

「あと5時間です」

おいおい…笑

現在の光回線で映画一本ダウンロードするとなると、まだまだけっこうな時間がかかりそうです。その間に、レンタルショップに行って借りてきて、見終えて、返してきても5時間はかかりませんね。

のっけから、暗雲が立ち込めてきました苦笑

<次回に続く>