日帰りですが、谷川岳に登って来ました。
動画「日本一短い経営学」 のコンセプトは、「いつでも、どこからでも、経営学の講義を!」です。
ですから、いつかは山の頂上で…と思っております。
今回、残念ながら、頂上には行けなかったのですが、とにかく、「アウトドア」での講義を実現。
その経過を、Facebookにアップしましたので、こちらにも転載します。
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長らく、登山を楽しんでいるが、クルマの中で
「あ、登山靴を忘れた!」
と気づいたのは初めてである。
まったくもって、一年半もアウトドアから遠ざかっていると、ろくなことがない。
忙しいとはいえ、準備不足も甚だしい。自分に腹が立つ。
無論、完全に忘れていたわけではない。
昨夜、寝る前に、玄関に出しておいたのに、クルマの運転には履きなれている靴を…と思って、そっちを履き、ザックを背負ってそのまま(つまり、登山靴を持たずに)、乗車してしまったのだ。
気づいたのが、水上に入ってからでは、引き返すこともままならない。
「靴なんて飾りです。偉い人にはそれが分からんのです!」
…と、心のなかで、ジオンの整備兵の言葉を思い出し、何度も自らに言い訳したが、そうはいかない。
登山の場合、靴は飾りどころか、最重要品なのである。
それでも、あきらめずに、天神平の谷川ロープウェイ併設の売店で、
「すみません。登山靴、置いてます?」
と聞いたら、
「ありますよ」
とのこと。
聞いてみるものだ。
早朝の開店前だったが、快く、レジを開けて下さった。
感謝。
しかし…。
「お客さん、サイズがありませんね。26は品切れです」
「そうですか。しかたない。じゃあ、一番近いサイズを出してください」
「25.5ならありますが…」
「試してみます」
…きつい。
…デザインも垢抜けていない(贅沢言うな!笑)
でも、ローファー(履いてきた靴)で登るよりはずっとマシ…というか、雲泥の差である。
「ちょっときついですねえ。登れるかなあ…」
「ごめんなさい。うちのほうでは、なんとも…」
「いやいや、とんでもない。助かりますよ。一か八か。これ、いただきます。谷川は前にも登っているし。たぶん、大丈夫でしょう」
「ありがとうございます。じゃあ、レジの方へ」
購入決定。
他の選択肢がない以上、買うしかない。
店員さんとのこの会話。
せっかくなので、またまた、ガンダムっぽくアレンジしてみよう。
「ちょっときついな」
「ちょっときつい? 冗談じゃありません。自宅に忘れてきたくせに。現状でこの登山靴の性能は100パーセント出せます」
「デザインもイマイチだな」
「デザインなんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ」
「使い方はさっきの説明でわかるが、谷川岳の急登で、私に使えるか?」
「お客さんの登山者としての能力は未知数です、保証できる訳ありません」
「はっきり言う。気にいらんな」
「どうも」
「気休めかもしれませんが、お客さんならうまくやれますよ」
「ありがとう。信じよう」
もちろん、これは脚色しすぎ。冗談ですm(_ _)m
店員さんには、本当に本当に心より感謝です。
歩き出すと、思ったよりしっくりと来まして、お陰様で、特に問題なく登れました。
もっとも。
アイゼンとピッケルも持っていかなかった今回の山行。
頂上付近の大雪渓前で引き返してきました。
ただ、せっかくの谷川ですからね。
空の色が暗くなり、一雨きそうな直前に、予告通り「日本一短い経営学」を収録。
テーマは「マネジリアル・クライミング理論」。
リーダーシップ理論の古典・SL理論の変形版である。
時間がなかったのでワンテイクのみ!
頂上で…という公約は果たせませんでしたが、お許しをm(_ _)m
追伸
谷川岳にヌーボードを持参したのは、おそらく私が初めてであろう笑