最近はこの手を誰かとすることが少なくなったのですが、逆に「灯台下暗し」になることもあるので、あえて書いてみます。

テーマは、

「ビジネスでよく使うアプリ」

です。

私の場合、Macを使っていますが、これは2011年に、Windows版とほぼ互換性のある(特に、WordとPowerPointの互換性が高い)

「Microsoft Office for Mac 2011」

が出たのが契機となりました。

当時まだWindows陣営にウルトラブック(ハードディスクのかわりにSSDが入った超薄型ノート)は存在しなかったため、MacBook Airをおそるおそる購入したのがはじまりです。

ほどなくして「自炊」という方法を知り、即導入。富士通ScanSnapを購入し、現在の私のデスク環境はほぼ、今と同じ形になりました。

その、ScanSnapに付属としてついてきたアプリこそ、

「Adobe Acrobat Pro」

でした。パソコン買うと無料でついてくる「Adobe Reader」とは別物。

自由自在に、PDFファイルを管理・編集できるスグレモノでした。

現在の私の使い方は、次のような場合が多いです。

1.Kindleその他の電子書籍で購入した書籍の重要箇所をiPad等でメモ代わりに写真でとっておき、それをAcrobatで編集し、スクラップブック化する(もちろん、OCR化しておき、全文検索可能にしておく)。雑誌、コミック、ビジネス書…いずれの場合もこのスタイルで1冊ずつ、必要箇所(場合によっては1冊まるまるを)1PDF化しておけば、紙の書籍を自炊して作成したPDFと区別することなく、全文検索可能な資料として利用することができるようになる。

2.イベント・旅行別に写真集を創る。Jpg映像をばらしておくと、誤って消してしまったり、クラウド上の同期や似たような写真を誰からからもらったりするなどの原因でどれがベストな一枚かわらからなくなったりするので、選りすぐりのものだけ集めて、Acrobatで、1つのPDFファイルにまとめ、完パケとしての写真集として残しておく。

3.Wordファイル、Excelファイル、PowerPointファイル、写真ファイル等をばらばらで、関係者に送ると、こちらの希望する括りや印刷形式でプリントアウトされないことがあるので、Acrobatを使って、これらを1つのPDFファイルにまとめなおしてから送付する。

とまあ、こんな感じです。

ところが、実際には、Acrobatの知名度はまだまだ低い。

何が言いたいのかというと、Microsoft Officeを使わないビジネスパーソンは皆無なのに、Adobe Acrobatの利用者が未だに非常に少ないということ。
これはとてももったいない。

ビジネス環境における10の改善案を全部実行するよりも、組織全体でAcrobatを使って書類を整理・共有化するほうが、現実的で迅速で高い効果を得ることができると思います。

Adobe Acrobatの価格は、今アマゾンで見たところ、安い方のStandard版は29,033円、高い方のPro版は50,800円だそうです。

価格が高い…というご意見には反対はしませんが、費用対効果を考えれば、めちゃめちゃ安いと思います。

確かに個人での購入だと二の足を踏む方も多いと思いますが、富士通ScanSnapを購入すれば、Acrobat Standardであれば、「付属品」として、無料で手に入っちゃいますからね。

学割での購入もできます。
こうなると、Proであってもかなり安く買えます。

Macを買い替えて、最初に行う動作は、私の場合、GoogleIMEを導入し、日本語環境を整えることですが、ついでインストールするのは、MicrosoftOfficeとAdobe Acrobatのインストールです(もっとも、今は、従前のMacの環境を引き継げちゃいますから、このとおりのことはやらなくて住みますけどね)。
それくらい、必要不可欠な「ビジネスでよく使うアプリ」になっています。