「雑談サロンで知り合った方から仕事の依頼が来ました。一応、竹永さんにご報告を…と思いまして」
「雑談サロンで知り合った方たちと勉強会を開催することになりました。一応、竹永さんの許可を頂いたほうがいいですよね」
雑サロにお越しくださる方には、どなたも紳士淑女。
私に対しても、細かい心配りをいただいている点、痛み入ります。
でも、これらの申し出について、私は、
「一切の報告は不要ですよ〜」
「許可なんか要らないですよ〜」
と一笑に付することにしています。
いや、本当。当たり前です。
先日のコクヨさんでのイベントの後に、
「竹永さん、わずか9ヶ月ですごい組織をお作りになりましたね」
と言葉をかけて下さった友人がいるのですが、これは間違え。
私は組織など作っていません。
雑サロは、組織(オーガニゼーション)ではなく、ネットワーク。
いったい、誰が参加経験者であり、誰が参加経験者でないのか、お互いにもわからないのです笑
過去の参加経験者数はおよそ百数十名。
すべて、「竹永SELECT」です笑
(最近は士業の方がちょっと増えすぎてしまって、バランスを欠いているので、「呼んでください」「行きたい」というメッセージをいただくのですが、ちょっとお断りしています。申し訳ありません。私としては、経営者・実務家や企業の人事・営業担当者をもっとお呼びしたいのです。)
お呼びする方はすべて私が恣意的に笑、決めています。
名簿もなければ、Facebook上の部屋もなく、メーリングリストもありません。
あえて申し上げるなら、話題別に、その話題に参加したことのある方々だけをご招待した「部屋」はいくつかありますが(【例】「iPhone、iPadを美しく使う」の参加者の部屋、「無敵のプレゼンテーション」の参加者の部屋)、雑サロメンバー全体を統括するしくみもシステムも存在しません。
「いやいや、雑サロは、組織じゃないですよ。単なるネットワーク。きっかけづくりをお手伝いしただけですよ」
こんなものです笑
ですから、そこから、勉強会や研究会が派生しようが、ビジネスが生まれてこようが、まったく問題ありません。
むしろ、うれしいです。
そういう「拡散」があることが、私が雑サロを続けてきた意義なのです。
「私が作る会ですが…雑談サロン…という言葉は使わないほうがいいですよね。別の名前にします」
いやいや、結構。単なる普通名詞です。
「ビジネス」「雑談」「サロン」。
何をどう組み合わせて、パロディー的な企画をしていただいても構いません。
今のところ、商標登録の予定もまったくありません笑。
私自身、この数週間、毎週のように、雑サロ仲間からお仕事の依頼をいただいています。
ありがたいことです。
4月に入って、新規で3件の案件が決まりました。m(_ _)m
ただ、私が雑サロ運営で気をつけていることは、御存知の通り、一切、自社のパンフレットだの、チラシだのを配らないこと。
勧誘だの営業だのもしたことがありません。
「いかがですか。よかったら、御社の教育訓練システム、弊社が担当させていただけないでしょうか」
「中小企業診断士の講座。今なら、割引価格でご案内可能。私のほうで事務局に話をつけます。こちらにサインしていただくだけでけっこうです」
…こんなこと、一度もやったことはありません。
キャラじゃないし〜
いやいや、それどころか、雑サロのメンバーの中には、私がどんな仕事をしているか、ご存じない方も多いのではないかと思います笑
それでいいのか? それでいいのだ。
Facebookをビジネスで使う! を登録直後から豪語している私が、勧誘も営業もやらないのは変だ…とおっしゃるかもしれませんが、ここは「逆転の発想」!
雑サロを通じて、私という人間に興味を持っていただければ、その方は、帰宅後すぐに私のことをGoogleで検索してくださるのです。
そうすれば、瞬間的に㈱経営教育総合研究所やTBC受験研究会のHPにすぐに到達。
興味のある方はそれをご覧いただければよいわけです。
逆に興味のない方は、プライベートなお友達でいてくださって一向に構いません。何かの機会にその方のお友達が私のクライアントになってくださることもあるかもしれませんが、それを期待して…というほど、私はしたたかではありません。単純に、その方が好きだからおつきあいしているのです。
ちなみに、これまで雑サロから発生したお仕事は、すべて、先方からの要請によるものです。
過去一度も、私の方から雑サロメンバーのオフィスに営業にうかがったことはありません。
紳士淑女の集まりである雑サロ。おそらくは、私と価値観の近いメンバーが多いと思います。
北風と太陽。
雑サロメンバーはおそらくは「北風」を好みません。皆さん、「太陽」を好む方々です。
名刺交換した直後から、鼻息荒く、ビジネスの話をするのもいいですが、のんびりと、のらりくらりと、雑サロのメンバーとのやりとりを楽しんでください。
やりとりが楽しくなり、「汗ばんで」くれば、皆さん、「コートを脱いでくださる」と思います。