Facebookを初めて以来、いわゆる専門家・士業の方々との交流が盛んになりました。
ざっと500人の診断士、500人の税理士・弁護士・公認会計士・行政書士・社会保険労務士・司法書士…合計およそ1,000人の専門家の方々と日々やりとりをしています。
その中で、当然、自らの受験時代の話というのも飛び出します。
私が資格の学校の講師の仕事をしているから、食事をしていても、飲んでいても、その手の話題が出てくるのです。
その際、柔らかい表情で、いつもはきついことをいわない面々が、ガツンとおっしゃるのは、
「覚えるべきことを覚えないと、いつまでたっても合格できない」
「士業をはじめるなら、覚えるのは当然でしょう」
ということです。
皆さん、ここだけは譲りません。妥協しません。すごいこだわりを持っていらっしゃいます。
それはそうです。皆さん、その茨の道を乗り越えてきた面々だからです。
「覚えられないならやめておいたほうがいい」
とさえ、断言されます。
絶句。でも、正しいですよね。
記憶のための努力にはレベル差があり、その差を埋めないと合格は難しいのです。
なんとなく問題を解いただけ、テキストを眺めただけ、ラインマーカーを引いただけ、DVDを流し聞きしただけ…いう勉強で、
『記憶の定着』
が図れるわけはありません。
たとえば、A4判1ページの内容を記憶しようと思った場合、
① 覚えるべき事項をA4判1ページにまとめる
② 見出しと流れを頭に入れる
③ 重要キーワードの「虫食い」版を作る
④ 虫食い箇所にキーワードが入るまで「書いて」覚える
⑤ 虫食い箇所を増やす
⑥ A4判の白い紙があれば完全再現できるレベルに到達するまで「書く」
⑦ 一旦覚えたものでも必ず忘れるので、月に1回くらい再度挑戦する
と、これだけ「やるべきこと」はあるのです。
「この教材、もうやっちゃったんです」
とおっしゃる方は多いのですが、本当に①〜⑦をこなしていらっしゃるのか?
おそらくはそうではない場合が多いと思います。
徹底的に
徹底的に
徹底的に
覚え、記憶する。
手段は問わず。
1次試験突破のためには、この春先が重要。
5月、6月になってから慌てても7科目同時合格は難しくなります。
今から
「1ヶ月後に試験があるつもり」
でがんばってください。
それを5ヶ月間継続できれば、1次試験のみならず、2次試験を含めたストレート合格も一気に現実的なものになってきます。