出先で、

「あ、××がない!」

という状態は私の最も恐れるシチュエーションです。

今時、ケーブル一本なくたって、プロジェクターにつながりません。
ホワイトボードがあってもマーカーがなければ困ります。
ビデオカメラがあっても三脚がなければ安定的な映像はとれません。
マイクがなければノイズだらけの音声しかとれません。
パソコンがあっても電源が確保できないと目も当てられません。

解決策はただひとつ。

「全部持つ」

の精神です。
とても人様におすすめできる方なスマートではありませんが、

「全部持つ」

ことによって生じる安心感は何物にも代えがたい…

野口悠紀雄教授が提唱される

「ポケット1つの原則」

の実現です。
とりあえず、カバンの中には入っている…探せば必ず出てくる状態…
ううむ、やっぱりいいですね。

私のカバンはいわば、

「移動要塞」

のようなものであり、すべて仕事のための

「必需品」

の集合体なのです。

山登りが好きな私としては、

「全部チタン製にしたい!」

という想いはありますが(チタンは強度があり軽いので、山製品の大半はチタンです。

「1グラムでも軽くしたい」

という登山家は高価でもチタン製品を好みます。

チタン製のMacBook Air3倍の値段でも買うかな笑)、残念ながらビジネスの現場ではここまで求めてはいけません。

これらのグッズを全部入れるために、私のビジネスバッグは

「A4サイズのTUMI」

以外考えられません。

原則として、すべて、移動要塞に入れて持ち歩いているのです。

さて、前置きが長くなりましたが、本日、ある雑誌の取材をお受けしました。
もともとのテーマは

「ホワイトボードをどう使うか?」

というわけで、久しぶりにカバンの中身を全部、会社のセミナールーム(取材会場)に広げてみました。


 

(写真はクリックしていただくと拡大されます。)

 

いつもはホワイトボードは3〜5枚持って歩いているのですが、今日は撮影用にフルに7枚持参。

① ダイソーのホワイトボード3枚
② コクヨのマグネット付きホワイトボード2枚(裏表にしてあります)
③ コクヨのどこでもくっつくホワイトボード(「ピタボ」)2枚(これも裏表にしてあります)

以上7枚です。

アップル製品も多い!
MacBook Air(万能の作業アイテム)、iPad(PDF閲覧用)、iPhone(慶太電話)、iPodnano(時計として使用)。
これで4台。時計(iPadnanoが乗っている黒いプラスチックケースは無印良品製。アップルのステッカーをはってあるだけですので、これはアップル製品ではありません)。
この他、見えてはいませんが、ケーブル専用ポーチ(通常:ホワイト・セット)の中に、アップル純正の各種アダプターとAirMac(ホテルなどの有線LANを無線LANに変換する機械)が入っています。

コクヨさんの製品も4アイテム写っています。
① キャミアップ
② マグネット・ホワイトボード
③ どこでもくっつくホワイトボード(「ピタボ」)
④ ホワイトボード罫線引きテープ(ホワイトボード・ライン)(3ミリ版)

④はほとんど写真では気づかないと思いますが、立派なコクヨさんの製品!
iPhoneのキャミアップのアプリにホワイトボードを認識させるために、数枚あるホワイトボードのうち1枚を黒いラインで囲んであるのです。
そのために罫線引きテープ利用しています。
本来はホワイトボードにスケジュール表としての枠線を引くのに使う商品です。

本日朝8:00。
まずは、カメラマンの方がお見えになりました。

いきなり携帯型ホワイトボードをお見せしたら、カメラマンの方が

「大きなホワイトボードを使ったノウハウじゃないんですか?!?」

とびっくりされていました。

「私の場合、携帯ホワイトボードに「差別化」があります。これこそ、ビジネスには不可欠なアイテムなのです」

そういって7枚全部をお見せしました。

「1枚じゃないんですか?!?」

「はい、1枚じゃないんです。何枚か持っているといろいろ演出できるのです。でも軽量化も考えなければならない…そこで、いろいろ工夫しているのです」

…とまあ、こんな感じで取材はスタートし、

① 携帯型ホワイトボードの長所
② 携帯動画収録セットの一部としてのホワイトボードの位置づけ
③ なぜ紙では代用できないのか
④ iPhone動画の研究過程
⑤ 多部田さんとの出会い
⑥ 私のホワイトボード活用小史
⑦ 「少額の投資」と「頻繁な実験」の重要性
⑧ 実験から発生する副次的効果への着目
⑨ 野口悠紀雄論、ビジネスツール研究家の方々のお話
⑩ 複数ホワイトボード飲み力
⑪ コクヨ・キャミアップとホワイトボードの汎用性
⑫ 「自炊」と「電子書籍」の今後
⑬ 「楽」と「普遍性・汎用性」がキーワード
⑭ 日本白板党とは何か
⑮ これからの「ホワイトボード」
⑯ イーゼル1つでできる「差別化」
⑰ 居酒屋と恋愛で活かす「ホワイトボード」
⑱ 「空中言語固定装置」の発想
⑲ 微細差別化の「積(掛け算の答え)」が生み出す効果
⑳ プレゼンテーションとホワイトボード
㉑ 逆転の発想(FacebookとTwitterの位置づけを逆転する)
㉒ 実名型SNS、つぶやきサイト、リアルな出会いを結合するストーリー
㉓ 埋没原価をどう考えるか(新規のコストはかけない発想_

…と、本当にいろいろな方面に話が及びました(順不同)。
取材というよりも「雑談」です。終始、「雑談」…!!

たぶん、とんでもない変人だと思われたと思います(笑)。

お見えになった編集長さん(Facebook友達です)から

「竹永さん、これでビジネス書を書けますよね。いやあ、めちゃめちゃおもしろかった」

「編集長、ビジネス書もいいですけど、そんなにおもしろいと行っていただけるなら、無料セミナーでもやりますよ。ビジネスアイテムの活用法を教えるのが、本職というわけじゃないし、ビジネス雑談サロンの派生…ということであれば、来週からでもできますし。人数も限定する必要ないし…」

「集客はFacebook?」

「十分ではないかとm(_ _)m 雑談サロンと同じようにやってみようかと思います」

「いいなあ、私も来たいですえね」

「もちろんですよ。お越し下さい。今日は話だけだった部分もあるので、実演しますよ」

「是非是非」

…というわけで、サロン派の私にとっては珍しくセミナーを開催しようと思います。

近々、Facebook上でイベントとしてアップしようと思います。
乞うご期待!