『競争優位の戦略』(ポーター著 ダイヤモンド社)の第4章「差別化の基本的考え方」において、ポーターは、次のように述べています。

「買い手のコストを下げる機会を探すには、自社の製品が、在庫、その出し入れ、技術開発、管理活動などの買い手
価値連鎖を通じてどう動き、どんな影響を与えているか、それを詳細な図描いてみなければならない。また他の
製品、または自社の製品と一緒に使用される資材についてすべて通暁し、自社製品がそれらと接触する仕方を理解す
る必要がある。さらに、自社価値連鎖のなかで、買い手価値連鎖と関係のある他の価値活動残らず識別しなけ
ればならない。」

なるほど。
要は

「図解化」

が必要だということですね。
自社と買い手…2つの価値連鎖の詳細な「図解」を元に、どうやったら、自社の価値連鎖をもって、買い手の価値連鎖を変えることができるか、改善することができるか、是正することができるか、貢献することができるか

「考えてみよう」

という提唱です。

やっぱり、「図解化」は大切ですね。