昨日のメインテーマはクラウド・コンピューティング。IT業界にお勤めの皆さんからは、
「ちょっとマイナスのイメージがある言葉ですね」
と苦笑気味の自己紹介をいただきました。
どうやら、流行語である
「クラウド」
に乗っかって、何でもかんでもクラウド・コンピューティングに詰め込んでしまったために、定義がぼけてしまい、いわゆる
「バズ・ワード」
になってしまったようです。
この点は私も想定していて、
「クラウドではちょっとテーマとして広すぎたなあ」
と考えておりましたので、
「ちょっとテーマをしぼって、オンライン・ストレージ・サービスについて考えてみましょう」
ということで用意しておいたスライドでレクチャーを挟み込みました。
使用したスライドのデータはこちら。
http://firestorage.jp/download/a925600d19fc132b082cc469d1fa715fe4599631
もちろん、私はITの専門家ではありませんので、内容は素人レベル。アスキーやDIMEに出ているくらいの情報の寄せ集めです。
1.クラウド・コンピューティング
2.オンライン・ストレージの概念
3.オンライン・ストレージの活用目的
4.オンライン・ストレージの2形態
5.同期化実演
6.DropboxとSugarSync
7.MobileMeからiCloudへ
8.同期型オンライン・ストレージのメリット・デメリット
9.同期型オンライン・ストレージがもたらす効果
メンバー十数人のうち、5人くらいの方がDropboxを利用。しかし、私以外の皆さんは全員が無料の2GB会員。
「有料会員は私だけですか…」
もう少し多いと思ったのですが…笑
SugarSyncは利用者なし。MobileMeも過去に使っていた方が1名いたものの現在使用しているのは私だけ…まだまだ利用者が少ないのが現状のようです。
昨日は、ファイル送信サービス(@TovasとFireStorage、宅ふぁいる便との違い)やEvernoteの活用法についても議論が及びました。
Evernoteは1回初心者ばかりを集めて雑談してもいいかもしれません。
あ、ちなみにEvernoteは多くの方が利用。Dropboxよりも敷居が低いようです(用途がはっきりしているからでしょうか)。
昨日の私の隠しキーワードは
「ポケット1つの原則」
野口悠紀雄教授がお使いになっているキーワードの1つです。情報の格納場所を拡散してはならない…という意味の言葉ですが、以前は、物理的に1つのHardDiskに収めることが
「ポケット1つ」
にまとめる唯一の方法だったわけです。
それが、同期型オンライン・ストレージの出現により、機器・端末は複数あっても
「ポケット1つ」
は守られるようになったのです。
「いつでも」「どこでも」知的労働ができる時代に一歩近づきました。