順調にスタートした私のMac生活ですが、ここに来て突如不具合が発生。PowerPointで日本語入力ソフトGoogleIMEを使用すると、謎のエラーが発生するようになりました。1週間以上普通に使えていたんですが、突然の不具合。不思議なこともあるものです。

不具合の詳細を文字で説明するのは難しいのですが、大まかに説明するとこうなります。たとえば、PowerPointを立ち上げ、普通に「たけなが」と打とうとすると、「たけながたけなが」「たけながたけながたけなが」となぜか二重三重に入力されてしまうのです。しかも、最初の「たけなが」以外は、すべて、下線付きという謎のおまけ付き。Deleteキーでいちいち消すのも限界がありますし、そもそもそんな悠長なことをやっている時間はありません。効率アップ・ストレス軽減を狙って導入した薄型ノートなのに、これでは本末転倒。あやうく元のThinkpad生活に逆戻り…となるところでした。

いろいろ調べてみると、
① WordやExcelなどの他のOfficeソフト、miなどのテキストエディタ、ブラウザーやメール・ソフトへの入力時には、この現象は発生しない
② 日本語入力ソフトをMacに元々搭載されている「ことえり」というソフトに戻してあげると、PowerPointでも普通に入力できるようになる
③ ネットで検索してみると、非常に事例は少ないが、過去のMacOSで似たような症状に悩まされた人がいるようだ
ということがわかってきました。

当面の改善策は②にしたがい、日本語入力ソフトを「ことえり」に戻すことしかなさそうです。ですが、この「ことえり」…。実に使いにくいのです。MicrosoftのMS-IMEも相当に悪評の高かった日本語入力ソフトですが、これに匹敵するのではないか、と思うくらい、気が利かない変換のオンパレード。とても、長文を大量に打つ気にはなれません。
幸い、MACでは、ソフトごとに使用する日本語入力変換ソフトを変更することは可能ですので、しばらくの間は、

① 通常は、GoogleIMEを使用する
② PowerPoint使用時には、「ことえり」に戻す

という対処療法で臨むことはできそうです。少し、ほっとしました。

Windows機でもさまざまなトラブルはついてまわりますから、いちいち腹をたててもしかたがないのですが、今回の件を通じて気づいたことが1つ。

Macユーザーというのは、とても孤独だということです。相談したくても、相談できる人は少ないし、巷に流れている情報量も実に少ないということがよくわかりました。
今回のケースで申し上げれば、仮に私にMacを使っている友人や同僚がいたとしても、その人が、PowerPointの最新バージョンを使っていて、かつ、GoogleIMEを使っていない限り、情報が得られる見込みはほとんどないのです。
ガラパゴス携帯という言葉がありますが、Macもガラパゴスの1つ。話題性もあるし、おしゃれだし、個性的でもあるのですが、…世界標準ではないのです。

そういえば、2週間くらい前に、同僚のコンサルタントであり、Macユーザーでもある鳥島に、

「今度、Macを買ったんですが、ことえりにはほとほと困っている。何かよい方法はないでしょうか」

と相談したら、

ATOKに切り替えちゃうのが、一番ですよ」

とアドバイスしてくれました。
ATOKは有償ソフトなので、結局は安上がり(無償)のGoogleIMEを選んだ私ですが、ここは彼のアドバイスに従い、ATOKに切り替えるというのが、一番よい選択肢かもしれません。痛い出費ですが、ビジネス環境に不具合があるのは精神衛生上よくないです。魚の骨が喉にひっかかったような状態ですから笑。

もっとも、

「ATOKで同じ現象が出たらどうしようか…」

という不安も拭いきれません。
さてさて…。
博打に出るか、我慢するか。意思決定の結果は後日のお楽しみということで。今日はこれにて終了です。

㈱経営教育総合研究所 竹永 亮(takenaga@eiseikanri.biz ご意見・ご感想はこちらへ)