この秋は、いくつかの企業で、新規で法律の研修を担当します。
最近は、Facebookのおかげで社会保険労務士、弁理士、弁護士、司法書士、行政書士の友人が増え(すでに100人以上増えました。スキャナーがなかったら、名刺整理に追われているところです)、
「法律講座を担当している」
などと彼らに申し上げるのは、お恥ずかしいのですが、初心者にわかりやすく伝える…という1点に集中して、ご依頼いただいた分については、実践していきたいと思います。
民法、会社法、知的財産法、労働基準法あたりですと、中小企業診断士の受験対策講座で嫌でも触れていますので、条文の基本的な説明であれば、どうということはないのですが、今期は、新しいテキストを数冊作成しました。この2日間「立てこもり」していたのはそのためです笑
これらの法律は、いわゆる消費者関連法であり、私の専門であるサービス・マーケティングとも深い関わりを持った法律です。マーケティング関連法の一部ですね。
1.『景品表示法コメンタール』
数年前に大改正があったのは知っていたのですが、ちゃんと勉強せずに今日まで来た法律。もともとはマーケティング関連法規として、受験対策講座でも話していたのですが、最近は触れることがなかった法律。消費者庁に全面移管されて以来、きちんと勉強したのは久しぶりです。でも、おかげさまで、よい教材がほぼ完成しました。
2.『消費者契約法コメンタール』
条文の数はさほど多くないのですが、中小企業診断士の受験対策講座では「さわり」しかお話ししていない法律です。派生情報をいろいろ調べていくと、けっこうおもしろいです。立法化された当初は、よくお話していたのですが、これまた最近は縁遠かった法律。条文1つ1つ追いかけていくと…「ああ、なるほど」ということもしばしば。ポイントをおさえて、お話したいと思います。
3.『特定商取引法コメンタール』
もともと、訪問販売化粧品メーカー出身の私にとっては、薬事法と同じくらい身近な法律(旧:訪問販売法)。しかし、改訂が積み重なり、ずいぶんと巨大な法典になりました。今回教材化したのは、訪問販売部分のパートですが、通信販売部分やその他のさまざまな商取引についての規制もずいぶんと変わっています。これも改正点だけは、受験対策講座でお話しているのですが、法律の骨格からじっくりと眺めたのは久しぶり。懐かしさと驚きとが入り交じった研究となりました。
4.『製造物責任法コメンタール』
こちらは現在作成中。条文の解釈だけでしたら、A4用紙で数枚ですんじゃいますね。
5.『消費者基本法コメンタール』
こちらは依頼になかった仕事。順不同ですが、消費者行政の基本についての理解を深めるために、自分用に作成中です。まあ、すぐに終わりますね。基本法は構造が簡単だから 笑
機会があれば、オープン・セミナーで消費者関連法について、皆さんにもポイントをお話できれば…と思います。
火曜日の雑談サロンでとりあげてもよいかもしれませんね笑
『民法(財産法)コメンタール』『会社法コメンタール』『知的財産法コメンタール』『試験に出る英文契約表現』『倒産法コメンタール』『民法(家族法)コメンタール』『憲法コメンタール』『地方自治法コメンタール』と、この数年、マーケティングやHRM関連のしごとの合間を縫って作り続けてきた法律関連の教材が、この秋また増えますね。
あとは『金融商品取引法コメンタール』と『商行為法コメンタール』をいつか手がけないと(笑)
追伸
あ、趣味で作った『世界現代史コメンタール』というのもあるのですよ。うちの社員には「福利厚生」として無料配布しています。
これでも私は「文学部・史学科・西洋史学専修」ですからねえ。
ほしい方がいれば、この冊子はPDF化してあるのでいつでもお送りします!