マーケティングとは「売れるしくみ」であり、その目的は「顧客創造」にあります。当セミナーでは、実際の企業のケースを交えながら(【事例】)、「売れるしくみ」と「顧客創造」について初歩から解説いたします。紹介するケースはいずれも、私たちにとって身近な消費財やサービス。「ああ、なるほど。これがマーケティング的な発想なんだな」ということが、すぐにおわかりいただけるはずです。
また、最近では、新聞や雑誌でも、「クラウド」「自炊」「SNS」といった新しい概念が紹介されています。当セミナーでは、マーケティングとこれら新しい概念との関係についても紐解きます。
マーケティングを勉強する目的は仕事に活かすためです。仕事に活かすには、積極的に考えなければいけません。このセミナーでは、ケースを使って、知識をどう実務に活かすかということに力点を置いた楽しいディスカッション(【演習】)を多数採り入れていきます。「 楽しみながら学べる、SNS時代のマーケティング!」…これが当セミナーのキャッチフレーズです。
1.マーケティングの概念の変遷
はじめに、時代と共に、マーケティングがどのように変化してきたのかを俯瞰します。マーケティングという掴みどころのない言葉(バズ・ワード)を「見える化」するのが狙いです。
(1) 品質の定義
【演習】品質の定義に関するクイズ
(2) マーケティングの定義(「交換」という名の猫と遊ぶ)
【演習】後輩の質問にどう対応するか
【演習】マーケティングの定義をチャートしてみよう
(3) 市場・ニーズ・ウォンツ
【演習】女性を美しくする方法
(4) マーケティング・ミックス拡張理論
(5) 新しいマーケティングの姿
2.標的市場の設定
マーケティングの前段部分は、自社が標的とすべき顧客を絞り込むことです。そのために、情報収集の方法から講義をスタートし、消費者の行動分析方法についても解説します。
(1) マーケティング環境の全体像
(2) 「猫の手」環境とは何か
【演習】「猫の手」活用型企業を探す
【事例】アサヒビールとキリンビール
(3) マーケティング情報の収集
【事例】クックパッド成長の秘密
【演習】「日経テレコム21」活用法
(4) 新聞電子化とSNSの共生関係
【演習】電子新聞の記事チェック法
(6) 競争環境チェック法
【例】資生堂のライバル企業
(7) 消費者行動分析2法
【演習】認知的不協和対応法
【演習】消費者向けアンケート低価格実践法
(8) 市場細分化戦略
【事例】さまざまな市場攻略法
3.マーケティング・ミックスの実際
マーケティングの後段は、4Pを中心とするマーケティング・ミックスです。本研修では、このうち、製品戦略と価格戦略、すなわち、価値創造戦略について俯瞰します。
(1) 製品戦略のアプローチ法
(2) 失敗しない新製品開発戦略
(3) 集団浅慮とブレインストーミング法・名目会議法
(4) 人間関係配慮型アイディア・スクリーニング法
(5) 事業性分析の3C
(6) テスト・マーケティング成功法
【演習】テスト・マーケティング最適地探し
(7) 成功する既存製品活性化戦略
(8) 「鳥人間コンテスト」必勝法
【演習】製品ライフサイクル延命策
(9) イベント創造と習慣創造
(10) 価格戦略の意外な一面
【演習】身近な価格戦略探求
【演習】100円ショップの落とし穴
(11) 販売促進とは情報流通
【事例】パブリシティ必勝法
【事例】SNSを使った情報流通
(12) チャネル戦略の概要
【演習】わが国の無店舗販売チャネル
4.マーケティング知識を仕事で使う
「マーケティングは企業の担当者が行うもの」という時代は終わりました。たった今、この場からでも、皆さんは自分の所属する組織のためのマーケティング活動を始めることができます。
(1) マーケティング情報収集法(SNSと新聞電子化の相乗効果)
(2) マーケティング関連書籍探索法(ビジネスパーソンが選ぶ「マーケティング入門書ベスト10」
(3) マーケティング情報集積法(「自炊」と「クラウド」)
【事例】動画で見る「自炊」と「クラウド」
(4) シグナリング活用営業法(これぞマーケティングの極意)
【事例】六花亭製菓のシグナリング戦略
(5) オンリー1競争優位の原理(マーケティングの必勝方程式)
【演習】オンリー1企業クイズ