具体例の一つに「100-1=0」という式を公理として使う例話があります。
サービス業の世界では、顧客のために100のいいことをしても、たった一つ、あいさつがろくにできないと、サービスの評価はゼロになってしまうという話です。あいさつはそれくらい大切なものだと伝えるための一つの方法です。
ディズニーランドは、日本でも大人気のテーマ・パークですが、ディズニーランドの魅力の1つが、従業員(キャスト)の顧客(ゲスト)に対するあいさつにあります。どんなにすばらしいアトラクションがそろっていても、あいさつがなくなってしまったら、ディズニーランドのサービスは、とたんに立ち行かなくなってしまいます。
「100-1=0」という式を使って、「それくらいあいさつは、サーボスの基本であり、必要条件なんだよ」と、従業員に教えるわけです。